洗濯機の寿命の症状とサイン!回数は何回?ドラム式と縦型の違い【体験談】

洗濯機の寿命と症状やサイン

洗濯機はボタン1つで、洗濯物を一気に片付けてくれる頼もしい存在!

最近では、縦型の洗濯機だけでなく、ドラム式の洗濯乾燥機も多く、乾燥まで全自動で一気にやってくれます。

しかし、洗濯機を長く使い続けていると、いずれ寿命がきて故障する事があります。

もし、洗濯機がいきなり壊れると、洗濯物がたまり続けて大変!

急に購入しても、設置までに時間がかかることもあり、コインランドリー等を使っても、お金も時間もかかります。

最近異音がする」「洗濯機が途中で止まって回らない」「洗濯機の脱水ができない」等の症状があると、洗濯機の寿命のサインかもしれません。

また、洗濯機は水を使う家電なので、故障による水漏れになると、家や階下に被害がでることも。

そこで今回は

  • 洗濯機の平均寿命の目安
  • 洗濯機を回す回数は何回で寿命になる?
  • 洗濯機の寿命の症状やサイン
  • ドラム式と縦型洗濯機の寿命の違い【体験談】

をご紹介していきます。

洗濯機の寿命を知っておけば、症状やサインが出た時に、使い続けても大丈夫かどうか、判断することができます。

洗濯機の寿命の症状やサインを確認して、買い替えの目安にしましょう!

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洗濯機の平均寿命の目安

洗濯機の平均寿命は何年くらいでしょうか?

内閣府が行った「消費者動向調査」という統計情報の2017年度版では、電気洗濯機の平均使用年数は「10.5年(総世帯数)」です。

総世帯数は、「二人以上の世帯」と「単身世帯」を合わせた数になります。

洗濯機の寿命は、「二人以上の世帯」では「10.2年」、「単身世帯」なら「11.4年」となっています。

◆洗濯機の平均寿命(世帯別)

  総世帯数 二人以上の世帯 単身世帯
2015年 8.6年 8.3年 9.3年
2016年 9.2年 9.2年 9.3年
2017年 10.5年 10.2年 11.4年

上記は、2015年から2017年までの、洗濯機の平均寿命の統計結果です。

統計結果を見ると、洗濯機の平均寿命は、少しずつ伸びてきています

また、単身世帯のほうが、洗濯機の寿命が長い結果です。

しかし、洗濯機を作っているメーカーは、洗濯機の寿命を「7年としているところがほとんどです。

洗濯機の各メーカーは、「設計上の標準使用期間」を設定していて、洗濯機本体に記載しています。

設計上の標準使用期間」とは、家電製品が安全に使用できる期間のことです。

つまり、洗濯機の寿命は、統計情報では10年以上ありますが、安全面からみると7年と考えられます。

洗濯機は、故障で水漏れを起こすと、家を傷めたり、マンションなどでは階下に被害を与えることも…

修繕費用のリスクも考えると、おかしな症状が出始めたり、10年前後洗濯機を使っている場合は、買い替えを考えるのも良いかもしれません。

また、各メーカーは洗濯機の「部品の保有期間」を定めています。

「補修用性能部品の保有期間」とは、洗濯機に必要な部品の保有期間です。

洗濯機の製造が終わった時から、保有期間が始まります。

◆洗濯機部品の保有期間(メーカー&種類別)

  ドラム式 縦型
パナソニック 6年 7年
日立 6年 6年
SHARP(シャープ) 6年 6年
東芝 6年 6年

保有期間を過ぎた場合、部品が壊れてしまった洗濯機は修理できません。

もし、部品の取り寄せができない場合は、洗濯機は寿命となり、買い替えが必要になってきます。

洗濯機を回す回数は何回で寿命になる?

洗濯機の平均寿命を、年数でご紹介しましたが、使用回数では何回なのかも気になるところ。

洗濯機の寿命までの使用回数は、「約3800回」となっています。

先ほどご紹介した洗濯機の寿命と言える「設計上の標準使用期間」は、「標準使用条件」から算出されています。

「標準使用条件」とは、国家標準として制定されたJISで定められていて、どのメーカーも同じです。

標準使用条件」では、1日の使用回数を「1.5回」として計算しています。

つまり1年間では「547.5回」です。

安全に使える寿命は、各メーカー7年が多いので、「547.5回×7年=3832.5回になります。

また「標準使用条件」は、洗濯機の標準コースで計算した数字です。

標準コースよりも「洗い・すすぎ・脱水」の回数を変更している場合は、寿命までの使用回数が変わります。

多く変更している場合は、寿命が短くなる。

少なく変更している場合は、寿命が長くなります。

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洗濯機の寿命の症状やサインは?

洗濯機の寿命が近づいたときは、以下の症状やサインが洗濯機にでます。

  • 水漏れ
  • 異音
  • におい
  • 脱水が止まらない
  • 洗濯機に触るとビリビリと電気を感じる
  • いつものように洗濯機が動かない
  • 電源プラグ・コードが異常に熱くなる

洗濯機は内部の劣化が進んでいたり、ホコリが溜まることで、火災の危険もあります。

長年利用している洗濯機であれば、特に注意が必要です。

上記の症状やサインが出ていないか、日頃から確認したほうが安全です。

①水漏れ

洗濯機を使用して水漏れでたら、すぐに使用を停止してください。

水漏れが出る箇所は3つ」あります。

  • 洗濯機本体
  • ホース
  • 蛇口の接合部分

大きな水漏れであれば使用中に気が付きますが、少量の水漏れは使用中に気づかないこともあります。

なので洗濯機の使用後に、洗濯機本体の下を確認のが良いです。

水漏れは床や、洗濯機の近くに、水のあとを残します。

もし水漏れのあとがあったら、洗濯機の寿命の症状やサインの可能性があります。

②異音

洗濯機を利用中に、異音がした場合も、洗濯機の寿命の症状やサインの可能性があります。

洗濯機の寿命の症状やサインとなる異音は、多くの種類があります。

  • キーキー音
  • キュルキュル音
  • ドンドンドンと衝撃が強い音
  • ガリガリ音

いずれの異音も、内部の部品劣化の可能性があります。

音の種類は、感じ方に個人差があるので、わかりにくい部分です。

目安としては、「いつもより大きな音」「いつも出ない音が出た」場合に注意が必要です。

③におい

洗濯機から焦げくさいにおいがしたら、寿命の症状と言えるサインです。

内部の部品が、劣化していたり、摩耗していることが考えられます。

④脱水が止まらない

洗濯機のフタを開けたのに脱水が止まらないと、洗濯機が壊れていて、寿命の可能性があります。

特に縦型洗濯機で、脱水時にフタを開けて、15秒以内に停止しない場合は、寿命の症状やサインです。

⑤洗濯機に触るとビリビリと電気を感じる

洗濯機に触って、ビリビリと電気を感じたら、寿命の症状やサインの可能性があります。

洗濯機は電気で動きますが、電気が流れる部分は、絶縁体でカバーしています。

絶縁体があることで、人に電気が流れない仕組みです。

しかし、絶縁体は劣化すると、電気が流れてしまいます。

これは「絶縁不良」と言われる現象です。

絶縁不良の洗濯機を使うと、感電するリスクがあります。

ビリビリと電気を感じた時は、洗濯機の使用をやめましょう。

⑥いつものように洗濯機が動かない

いつも使えていた洗濯機が、突然使えなくなると寿命の症状やサインの可能性があります。

  • スイッチを入れても動かない
  • タイマーが途中で止まる

コントロール基盤や表示基盤に、トラブルが発生している時に起こります。

⑦電源プラグ・コードが異常に熱くなる

洗濯機の電源プラグやコードが、異常に熱くなっていたら、寿命の症状やサインです。

洗濯機の電源プラグやコードは、電気が流れるので、新しい洗濯機でも、ある程度は熱くなります。

絶縁体は、電気と熱を通しにくくしてくれるので、新しい時はあまり熱くなりません。

ですが、この熱はプラグやコードの絶縁体を、劣化させていきます。

長年使用した洗濯機のプラグやコードは、絶縁体がかなり劣化しているので、異常に熱くなるのです。

異常に熱くなったプラグやコードは、さらに絶縁体を劣化させるので、最悪火災にもつながります

洗濯機の寿命の症状やサインが出たら?

洗濯機の寿命の症状やサインが出たら、すぐに洗濯機の使用を止めてください。

スイッチを切って、電源プラグとコードを抜きましょう

それから、メーカーに連絡して相談してみてください。

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ドラム式と縦型洗濯機の寿命の違いは?【体験談】

ドラム式と縦型洗濯機に、寿命の違いはあるのか気になりますよね。

特に、洗濯機の寿命の症状やサインが出ている時は、ドラム式、縦型洗濯機のどちらを購入するか考えているので、できれば寿命が長いものを購入したいもの。

しかし、統計データには、ドラム式と縦型洗濯機の寿命の違いは、公表されていません。

ですが、洗濯機の寿命を調べると、ドラム式のほうが寿命が短いという口コミが多くあります。

ドラム式の寿命が短い理由は、ドラム式のほうが多機能な洗濯機が多いからです。

構造が複雑な多機能な洗濯機ほど、故障率が高くなると考えられます。

多機能な機能が故障が多く壊れやすいのは、エアコンも同じですね。

また、ドラム式は、乾燥機能が縦型よりも優れているので、乾燥まで考えて購入している人が多いです。

洗濯機の乾燥機能は、洗濯機本体に負担をかけるため、寿命を短くなる可能性が高いです。

実際に、我が家の洗濯機、昔はナショナル(現在のパナソニック)の縦型洗濯機でしたが、「15年」使用していました。

必ず1日1回は回していましたが、シーツ等を洗う時等、洗濯物が増える時は2回の時もありました。

16年目の時に、洗濯機が途中で止まる事があったので、その後ドラム式の洗濯乾燥機に買い替え。

この時も、パナソニックのドラム式洗濯乾燥機にしたのですが、ヒートポンプが故障したので「7年」で買い替え。

  • 縦型洗濯機:15年
  • ドラム式洗濯乾燥機:7年

ドラム式は乾燥機も使っていたので、回している時間が長いのもありますが、7年はやはり短い。

自分の体験談としては、縦型洗濯機の方が、圧倒的に寿命は長かったですね。

また、先程ご紹介した、洗濯機の寿命である「設計上の標準使用期間」は、洗濯だけを想定して計算されていて、乾燥した時の負担は計算されていません

さらに、乾燥を利用すると、服の繊維や糸くず、ホコリが洗濯機内部に溜まりやすくなります。

乾燥機能が一体型の洗濯機では、繊維や糸くず、ホコリを取り除きにくいので、メンテナンスがしにくいです。

洗濯機の乾燥機能を利用していれば、「設計上の標準使用期間」よりも短くなる可能性を考えた方が良いですね。

洗濯機の寿命の症状とサインのまとめ

  • 洗濯機の平均寿命は10.5年
  • 安全性・部品を考えると洗濯機の寿命は6~7年
  • 洗濯機の寿命回数は約3800回
  • 寿命の症状やサインが出たら、電源を切ってブラグを抜いてから業者連絡
  • ドラム式のほうが縦型より多機能なので寿命が短い可能性がある
  • 洗濯機の乾燥機能を利用すると通常より寿命が短い

服は毎日着替えるものなので、すぐに洗濯物ってたまっていきますよね。

そのため、洗濯機は季節に関係なく毎日フル稼働しています。

そんな洗濯機が、突然寿命を迎えると、家事にとられる時間が莫大になって大変です。

大量の水を利用する洗濯機は、水漏れによる被害も考えられます。

突然のトラブルにあわないために、使用している洗濯機の寿命を知っておくと便利です。

また、洗濯機の寿命を伸ばすためにも、「洗濯機のフィルター掃除をこまめにおこなう」ことも大切です。

洗濯機は家事の必須アイテムですから、寿命の症状やサインに注意しながら、長く使っていきましょう!

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