サーキュレーターと扇風機の違いと電気代比較!部屋干しの洗濯物にはどっちがおすすめ?
暑くなってくると、マストアイテムの扇風機。
エアコンよりも、まず扇風機を使う人が多いですよね。
少し涼しい風が欲しい時は、夜寝るときなど、大活躍です。
他にも、洗濯物の部屋干しで、早く乾かすためには、扇風機が必須!
しかし、最近ではサーキュレーターも、家電量販店でよく見かけるようになりました。
どちらも風が出るものですが、見た目だけでは、どのような違いがあるか分かりにくいですよね。
そこで、今回は
- サーキュレーターと扇風機の違いと特徴
- サーキュレーターと扇風機の電気代の比較
- サーキュレーターは扇風機の代わりになるのか?
- 部屋干しの洗濯物にはサーキュレーターと扇風機どっちがおすすめ?
なのかをご紹介していきます。
サーキュレーターと扇風機の違いがわかると、使い分けができて、生活も便利になりますよ。
扇風機とサーキュレーターの違いと特徴
扇風機の特徴
- 風量が弱い
- 遠くまで風が飛ばない
- 首振りができる
- 音が静か
- 多機能
- 掃除がしやすい
「扇風機」は身体に風を当てて、涼をとるためのもの。
風量は、サーキュレーターに比べてあまり強くありません。
また、扇風機の風は、先に行くにつれて広がるような形になり、遠くまで風を飛ばすには不向きです。
しかし、就寝中など、柔らかくて弱い風、そして音が静かな風は、扇風機がピッタリです。
我が家では、HITACHIの扇風機を使っていますが、微風の「うちわ風」が自然な風なので、気持ちが良いですね。
また、音もほとんどしないので、静音重視であれば、扇風機がオススメです。
他にも、扇風機といえば、多機能な点がポイント。
◆扇風機の機能
- 首振り機能
- タイマー機能
- 高さの調節
- リモコン付き
- 風量調節が多い
他にも、チャイルドロック機能や、風量が変化するリズム運転、表示部分が暗くなる減灯機能などがついているものもあります。
また、ダイソンなど、羽根のない扇風機や、デザイン性が高い扇風機もありますね。
赤ちゃんや小さい子供がいる家庭では、危なくない羽根のない扇風機を選ぶ人も増えています。
お手入れの部分で考えると、扇風機は解体しやすいので、お掃除がしやすいのも特徴です。
サーキュレーターの特徴
- 風量が強い
- 遠くまで風を飛ばせる
- 風の方向を上下自在に動かせる
- 風量調節が少ない
- 音がうるさい
- 掃除がしにくい
サーキュレーターは、もともと空気を循環させるためのものです。
風は直進的で、風量が強い!
扇風機に比べて、遠くまで風を飛ばすことができます。
夏に冷房を使う時、リビングは冷えているけど、キッチンが暑い事はありませんか。
そんな時、サーキュレーターを使う事で、部屋全体の空気を循環させて、キッチンも冷やすことができます。
逆に、冬に暖房を使う時は、暖かい空気が天井等、上に溜まっていることが多いですよね。
そこで、サーキュレーターを使えば、部屋全体を暖かくすることができます。
そう!サーキュレーターは、家庭では「エアコンと併用して使う」事が多いです。
さらに扇風機と違い、風の方向を上下自在に動かせるので、扇風機にはできない、「真上」に向けて風を送ることができます。
ただし、左右の首振り機能は、2000円前後の安いサーキュレーターにはついていないものが多いです。
他にも、風量調節が少なく、一般的なサーキュレーターは「3段階」で、「弱・中・強」のみとなる商品もあります。
首振り機能や、風量調節を増やしたい場合は、少しお値段が高い商品を選ぶと、機能がついているものがありますよ。
また、サーキュレーターは、扇風機と比較すると、音がうるさい傾向にあります。
最近は、昔と比べると静かなサーキュレーターも増えてきていますが、扇風機と比較するとどうしても音は大きくなりますね。
音に敏感な方、寝る時に使う場合は、あまりオススメできません。
サーキュレーターと扇風機の電気代の比較
サーキュレーターと扇風機の違いはわかりましたが、電気代はどちらが安いか気になりますよね。
扇風機もサーキュレーターも、モーターや機種によって消費電力に違いが出てきます。
まずは、モーターの違いについてご説明します。
扇風機やサーキュレーターには、2つのモーターのタイプがあり、タイマーや風量調節の「機能面」や、「電気代」に違いがあります。
- DC モーター(直流)
- AC モーター(交流)
しかし、モーターの仕組みの違いを聞いても、ちょっと難しくてわかりませんよね。
まずは、2つのモーターの扇風機・サーキュレーターの特徴をご紹介していきましょう。
DC モーターの特徴は、
- 風量調節が多い
- 音が静か
- 機能が多い
- 消費電力が少ない
- 値段が高い
機能面や消費電力を考えると、DC モータがお勧めです。
しかし、ACモーターの商品と比較すると、値段が高いのがデメリットです。
ACモーターの特徴は、
- 消費電力が大きい
- 値段が安い
商品の値段を比較すると、ACモーターの商品は2000円台~とかなり安いです。
DCモーターは、安くても5000円台~、有名なメーカーだと10000円以上するものがほとんどです。
そこで、実際に価格差ほどの、電気代に違いがあるのか見ていきましょう。
- 扇風機(AC)40W:1時間当りの電気代約1.2円
- 扇風機(DC)20W:1時間当りの電気代約0.6円
- サーキュレーター(AC)30W:1時間当りの電気代約0.9円
- サーキュレーター(DC)20W:1時間当りの電気代約0.6円
*1kWhあたりの値段30円で計算
もし、1日あたり8時間、30日間使った時の電気代がこちら。
- 扇風機(AC)40W:288円
- 扇風機(DC)20W:144円
- サーキュレーター(AC)30W:216円
- サーキュレーター(DC)20W:144円
上記の電気代は、風量を最大にして使用している設定なので、弱めの風を使う場合は、もっと電気代が安くなります。
電気代の違いのみを比較すると、DCモーターの扇風機・サーキュレーターがオススメです。
しかし、本体の値段が5000円~10000円以上とかなり高くなるので、夏のみの使用であれば、ACモーターで十分な気がしますね。
サーキュレーターは扇風機の代わりになる?
サーキュレーターと扇風機、できれば、どちらも購入したいもの。
しかし、置く場所にも困るし、できればどちらか一つのみを購入したいと思いますよね。
そこで気になるのは、サーキュレーターが扇風機の代わりになるのかどうか。
実際にどちらも使っていますが、サーキュレーターは、扇風機の完全な代わりにはなりません。
なぜ、完全な代わりにならないのか…。
それは、サーキュレーターと扇風機の、風の当たり方に違いがあるからです。
サーキュレーターの元々の使い方は、「空気の循環」をよくすることです。
そして、扇風機は「人に風を当てる」ことを想定しています。
なので、サーキュレーターの強い風を人に当てると、風を強く感じてしまいます。
逆に、扇風機の風はサーキュレーターよりも弱く、柔らかい風なので、気持ちよく感じます。
これは、サーキュレーターの「まっすぐ進む強い風」と、扇風機の「広がる柔らかい風」の違いです。
また、サーキュレーターは、扇風機よりも音が大きいので、うるさく感じてしまうことがあります。
DCモーターの静音モデルでも、扇風機とサーキュレーターを比較すると、扇風機の音が小さいですね。
しかし、最近ではサーキュレーターの機能も進化しています!
完全な代わりにはならなくても、5000円以上出せば、下記のような機能もついてきます。
- 風量調節が9~11段階
- 首振り機能
- リモコン付き
- 静音
- タイマー機能
風量調節が細かくできれば、弱い風にすることもできます。
また、首振り機能があると、ずっとサーキュレーターの風が当たらないので良いですね。
上に記載した機能は、「DCモーター」のサーキュレーターについている機能です。
もし、扇風機の代わりのサーキュレーターをお探しであれば、上の機能がついているものを探してみて下さい。
部屋干しの洗濯物にはサーキュレーターと扇風機どっちがおすすめ?
部屋干しの洗濯物を早く乾かすには、直進で風の強い「サーキュレーター」がお勧めです。
サーキュレーターは、空気を循環させるために、遠くまで風が届くように作られています。
部屋干しで、洗濯物の水分を飛ばすには、強い直進的な風がぴったりです。
洗濯物が少ない場合は、洗濯物の真下に置いて、サーキュレーターを上向きにする。
そして、洗濯物に強い風を当てると、部屋干しの洗濯物を早く乾かす事ができます。
また、洗濯物が多い場合は.真下に置いても、全ての洗濯物に風が当たらないことがあります。
その時は、あえて洗濯物に直接当てずに、空気の循環を良くする場所に置くのもオススメです。
私は洗濯物が多い場合は、エアコンの「除湿機能」と「サーキュレーター」を併用して使います。
エアコンと併用して使う場合は、エアコンの風の流れを良くする場所に置いて使っています。
すると、薄手の洗濯物であれば2~3時間、厚手の洗濯物でも5~6時間で乾きます。
扇風機でも駄目というわけではないのですが、サーキュレーターの直進的な強い風と比べると、どうしても風が弱いです。
部屋干しでの使用であれば、是非「サーキュレーター」を使ってみて下さい。
サーキュレーターと扇風機の違いまとめ
- 扇風機は涼をとるためのもの
- サーキュレーターは空気の循環に使う
- 違いは風の流れと強さ
- DCモーターは電気代が安い
- 部屋干しの洗濯物はサーキュレーターが良い
最初にサーキュレーターを購入した時は、部屋干しの洗濯物を早く乾かす為でした。
2000円程の安いサーキュレーターだったのですが、驚いたのは音の大きさ。
扇風機と比較すると、かなり音がうるさく、洗濯物以外に使う事はありませんでした。
しかし、最近家電量販店でDCモーターのサーキュレーターを見てみると、音がかなり小さくなっています。
また、タイマー機能や、風量調節も細かくできるようになっているので、「扇風機に近づいてきているな~」と感じました。
サーキュレーターと扇風機で迷われている方は、一度家電量販店で実機を見てみると良いです。
春や夏であれば、実際に運転しているサーキュレーターや扇風機を、見ることができますよ。
実際に風に当ってみて、自分にあった方を選びましょう!