地震時に家庭で備えるもの【食べ物や水とかばんや持ち歩き用等必需品リスト】

地震時の家庭の備えリスト

最近もよく地震が起きますが、地震が起こると「家庭でも水や食料とか準備しとかなきゃ…」と思うことがあると思います。

私も地震を経験しているのですが、経験するまでは防災の日などでテレビで「家庭でも地震に備えて食べ物や水を3日分は準備してください」と言われてもピンと来ませんでした。

しかし地震を経験してから、どれだけ水や食べ物が大切なのか実感しました。

地震の直後慌ててスーパーに行きましたが、水も米も備蓄できるカップ麺などもほとんど売り切れていました。なぜかスナック菓子が残っていましたね。

幸いお米やレトルト食品など家に買い置きがあったのですが、水は全く買い置きをしておらず、棚に残っていたジュースなどを買って帰りました。

帰りながら思ったこと…なんで地震に備えて準備していなかったんだろう…と。

地震を経験するまで、地震はどこか人事に聞こえていた部分がありました。しかし、今の日本はどこでも地震が起こる可能性があります。

もし地震が起こった時、家庭に備えがあれば何かと助かります。逆になければ助かったとしてもストレスを抱えたまま避難生活を送ることになるので大変です。 

今回は地震時に家庭で備えておくべき必需品をご紹介します。食べ物から水をはじめとした必需品を、持ち歩き用のカバンにいれて保管しておきましょう。

また保管しておく必需品はレベル別に分けておくのがコツです。

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 持ち歩き用で常に携帯しておくリスト

地震の時を想定して、自宅に避難用品を常備しておくことが強く求められています。

通販などでも避難用品と銘打った商品がたくさんありますが、避難の時に持ち出す品は1次2次といったレベル別があることをご存知でしょうか?

また地震は自宅で起きるとは限りません。会社や学校へ通勤通学、または帰宅途中にいきなり発生してもおかしくはありません。そんな時に携帯しておくと便利なものからリストにしてみました。

  • 飲料水(500mlペットボトル)
  • 食料(飴・グミ・ガム・栄養補助食品)
  • マスク
  • ハンドタオル・ハンカチ
  • ティッシュペーパー
  • 常備薬
  • 携帯電話
  • 携帯電話予備バッテリー
  • 携帯ラジオ
  • 筆記用具
  • 雨具
  • 保温グッズ
  • ペンライト
  • 10円玉
  • 生理用品
  • メガネ(コンタクト利用者)

飲料水はせめて1本持っておきたいところです。食料には飴、グミなどの他にカロリーメイトやバランスアップなどの栄養補助食品を1個は携帯しておきましょう。

マスクは地震発生時に火災発生による有毒ガスやホコリ対策などに利用できます。日常の空気と違い気管支系にダメージをあたえる可能性が高い為、常備しておくことをオススメします。

携帯ラジオもできれば常備しましょう。情報収集を携帯電話であるスマホに頼りすぎるとあっという間にバッテリーがきれてしまいます。電池で長時間動くラジオは地震発生時の強い味方です。

またスマホのバッテリー対策として携帯電話予備バッテリーを入れておきます。これは必須といってもいいほど重要です。家族の安否確認を迅速に行えるのはやはり携帯電話なので絶対に入れておいてください。

私も地震にあったとき予備バッテリーがないことで電源がきれると怯えていました。コンビニで販売されているとあとで気付き急いで向かったのですが既に遅し…売り切れていました。

地震当日は列に並びなんとかパソコンのあるホテルに宿泊できたのでSNSで家族の安否確認ができたのですが、このホテルがなければ充電切れだったと思うとゾッとします。ぜひ持っていてください。

保温グッズにはアルミ製のサバイバルブランケットがオススメです。肌触りはよくありませんがかなり温かく、重量も少なくコンパクトなので携帯性にもすぐれています。アウトドア用品店によく売っているので家族分購入しておきましょう。

10円玉も複数枚、サイフの中にストックしておきましょう。地震の時に公衆電話はかなり役に立ちます。私も列に並んで利用しました。無料で開放されることもありますが速く連絡を取りたいので持っておくと安心です。

 

1次持ち出し品リスト

自宅から避難場所へ移動する段階で持ち出し最初の1日をしのぐための品を「1次持ち出し品」といいます。しばらく帰宅できないことも予想されるため少し重量があります。肩掛けカバンではなくリュックに入れておきましょう。

通常避難場所は近くにあるものですが道路がいつもの整備された状態とはかぎりません。ガラスが散乱していたりしていつもどおり歩けなかったり、事故や倒壊して遠回りすることもあります。体力の消耗も考えてリュックを利用しましょう。

またリュックにすることで両手があくので手でガードしたりすることも出来ます。子どもがいるのであれば抱っこする必要もあるのでぜひリュックを購入しておきましょう。

1次持ち出し品リストを入れたリュックは、すぐに取り出せて避難経路となる可能性が高い玄関付近に保管しておきましょう。

  • 貴重品(現金・通帳・印鑑・保険証)
  • ヘルメット
  • ホイッスル
  • 皮手袋
  • 懐中電灯(頭部着用タイプ)
  • 衣類
  • 救急セット(三角巾、包帯、毛抜、絆創膏など)
  • 非常食(缶詰、レトルトなど)
  • 洗面衛生用品(水を使わないタイプ)
  • 簡易トイレ
  • トイレットペーパー
  • 簡易コンロと予備燃料
  • ゴミ袋
  • ラップ
  • 電池
  • 充電器
  • ライター・マッチ
  • ロウソク
  • 地震対策マップ
  • 持病を書いたメモ
  • 生理用品
  • 虫除け用品

ヘルメットは強く購入をオススメします。地震の時は何が倒れてくるかわかりませんし避難している時に看板や電柱の部品が落ちてくる可能だってあります。安全確保の基本は頭部を守ることと言われています。

折りたたみ用のヘルメットを選べば携帯性にも優れ保管にも便利です。必ず家族分を用意しましょう。また布製の軍手ではガラスの破片で怪我をしやすいので皮手袋を利用しましょう。皮ならリスクを軽減できるので地震対策にぴったりです。

懐中電灯は頭部装着タイプにすることでリュックと同じく両手が自由になります。地震の時には停電していたり明かりがとれないことが多いのでライトを頭部につけて作業ができます。

非常食は缶詰などの調理がいらないものを、衛生用品は水を利用しないタイプを使いましょう。地震発生後の避難所では水は貴重になります。よって洗面に水を利用することはできないと想定し用意しておいたほうが得策です。

水のいらないシャンプーやウェットティッシュで水を節約しましょう。ラップも食器などに利用すること水の節約につながりますのでリュックに入れておきましょう。

また持病をお持ちの方はその薬だけでなく、病名などを記したメモをリュックの中に入れておいたほうがよいでしょう。周囲の人が適切な処置をしてくれれば生存率が上がります。

また虫除けスプレーなどの虫除け用品も入れておきましょう。エアコンも使えない状況の夏などは虫の餌食となります。また地震で衛生状態が保てない場所では虫の発生も懸念されます。病気にならないためにも準備しておきましょう。

 

2次持ち出し品リスト

地震時の必需品リスト

避難場所にいった後に一時的に自宅へ戻って来た時に避難所へ持ち出す品になります。または自宅で避難生活を送るときにも利用する品です。一次持ち出し品よりも重量がアップするのでバックパックやタイヤのついたアウトドアトランクなどに入れておくと運搬に便利です。

  • 保存食(最低3日分)
  • 水(1人1日3Lが目安)
  • 固形燃料
  • カセットコンロとボンベ
  • 着替え
  • 薬(風邪薬、痛み止め、漢方薬)
  • 寝袋
  • 簡易トイレ
  • 簡易食器セット(プラスチックorチタン製)
  • トイレットペーパー
  • 生理用品

保存食はエネルギー源となる炭水化物を中心としたものにしてください。水は1人1日3Lが目安となるので大量に必要となります。長期的に保管できる保存水を購入しておきましょう。

固形燃料、ガスコンロとボンベがあれば避難生活でできることが増えます。また薬も入れておきましょう。ストレスやなれない生活環境では風邪をひきやすくなったりします。

簡易食器セットはプラスチック製、またはチタン製など割れにくいものを利用しましょう。

できれば持っていたいあると助かるリスト

1つあれば多機能で応用が効く品です。上記とあわせて保管しておくとかなり便利に使うことが出来ます。

  • 新聞紙
  • 風呂敷
  • アルミホイル
  • ゴミ袋45L
  • ガムテープ(布)
  • ロープ(ビニール製でも良)
  • エタノール
  • アロマオイル
  • ビニールシート
  • 手回し充電器
  • 万能ハサミ
  • 使い捨てカイロ

新聞紙は火種として、体に巻いて防寒に、濡らして雑巾代わりなどいろいろ使えます。ガムテープは布製が丈夫で使いやすいのでオススメです。ガムテープはメッセージや名前を書き込み貼れるので地震の時に役立ちます。

エタノールは水が使えない環境での衛生保持に役立ち、ゴミ袋は簡易トイレの袋代わりに、アロマオイルは集団生活や異臭がするときにストレス緩和に役立ちます。

避難生活はキャンプに通じるものがあるので万能ハサミをもっておけば何かと役に立ちナイフよりも安全性に優れています。

長期避難生活リスト

地震から復旧するまで流通はストップしてしまいます。日持ちする食材などを普段から厳選し準備しておきましょう。エネルギーとなる炭水化物の面やご飯はもちろんのこと不足しがちなビタミン、ミネラルの補給も想定してください。

  • シリアル
  • ドライフルーツ
  • 乾麺
  • 乾物(海藻・野菜)
  • 缶入りジュース
  • 缶詰
  • レトルト食品(カレー・おかゆ)
  • 粉末状飲料(茶・コーヒー)
  • アルファ米・無洗米
  • 根菜類
  • 調味料(常温保存可能なもの)
  • サプリメント錠剤

特に長期的になると料理の味に変化がなくストレスがかかります。特に子どもにとってはつらいのでフルーツ味の缶詰やドライフルーツを用意してあげましょう。

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地震時に家庭で備えまとめ

  • 持ち歩き用の地震対策品を携帯すること
  • レベル別に「1次持ち出し品」「2次持ち出し品」を用意する
  • 用意した備えは玄関付近で保管しておく

地震が発生した時は公共サービスも流通もストップし、避難所にある備蓄にも限りがあります。そんな時こそ地域住民が協力することで安全が保たれ生活ができると言っても過言ではありません。

どれだけ訓練してもいざとなればパニックになることも予想されます。そんな時に備えた品があなたの精神も、体も、家族も守ってくれるはずです。ぜひ準備し定期的に確認や補充といった管理を行ってください。

また月に何度か非常食などを家族で食べておくこともオススメです。そうすることで舌をならすことと、新しく補充することになるので保存期限切れ対策にもなります。参考にしてみてください。

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