布団のカビの落とし方【カバーのカビ取り・敷布団の黒カビ予防と対策】

布団のカビ取り方法とカビ取り剤と掃除

「布団のカビの落とし方は自分でもできる?」

「布団のカビ取りには何を使えばいいの?」

布団の裏側に、黒い点々がありませんか?

黒い点々の正体はカビの可能性が高いです

実際に私も布団の裏のカビの経験者です。

6月の梅雨の時期、布団の裏を見ると黒い点々としたシミができていたのです。

早く見つけたためか、布団のカビの落とし方で簡単に落とせたので、助かりました。

もし気づかずにカビを放置していたら、フローリングまで侵食していたかも…

カビは家の中で広がるので、本当に怖いですよね。

そこで今回は

  • 布団やカバーのカビ取り方法
  • エタノールやハイターで落ちない場合
  • 布団がカビる原因
  • 布団をカビさせない予防対策

をご紹介します。

カビは見た目が気持ち悪いですし、放置していると臭いにまでつながります。

またカビは布団を食べるのでフカフカじゃなくなりますし、健康にもよくありません。

布団のカビの落とし方を知っていれば、健康や家を守ることができます。

定期的に布団裏を確認して、見つけたらすぐに退治してしまいましょう。

カビの原因や、予防対策とあわせてご紹介しますね。

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布団やカバーのカビ取り方法【落とし方のコツ】

布団やカバーにポツポツとした黒い点々はありませんか?

黒い点々はカビの可能性があります。

特に敷布団は裏側を見ることが少なくカビの発生に気づきにくい場所です。

放置しておくと、カビは臭いになったりフローリングも侵食します。

見つけたら、早くカビ取りしましょう。

【布団のカビの落とし方】

  • 重曹スプレーとエタノールスプレーで落とす:敷布団・掛け布団
  • 漂白剤でつけ置き:シーツ・枕カバー
  • コインランドリーで丸洗い:掛け布団
  • 専用洗剤(敷布団・掛け布団)
  • 宅配クリーニング(敷布団・掛け布団)

布団の種類やシーツやカバーで、できる落とし方が変わってきます

また、落とし方によって簡単さ、料金などが違います。

共通して大事なのは、見つけたらすぐにカビを落とすことです。

カビが布団に広がる前に、落としてしまいましょう。

カビ取り方法を、1つずつご紹介しますね。

敷布団のカビの落とし方

敷布団の場合、フローリングや畳に接触する裏側にカビが発生しやすいくなります。

敷布団の裏側のカビは、広がりやすいので、見つけたらすぐに落とすようにしましょう。

【準備する物】

  • エタノールスプレー(70%~80%)
  • 重曹スプレー(水100mlと重曹5g)
  • ティッシュorキッチンペーパー
  • 歯ブラシ

エタノールと重曹は、スプレーにすると使いやすいです。

ドラッグストアなら、エタノールも重曹も売っているので簡単に作れます。

カビの臭いにも、重曹とエタノールなら、消臭効果も期待できます。

エタノールも重曹も、価格が300円くらいですし、他の掃除に利用できるのでぜひ購入しておきましょう。

【重曹とエタノールを使ったカビの落とし方】

  1. 重曹スプレーをかけて3分ほど放置
  2. 歯ブラシでこする
  3. ティッシュで押し付けるように水分を取る
  4. エタノールスプレーをかけたティッシュで3分湿布する
  5. 乾燥させる

敷布団にはハイターなどの漂白剤は利用することができません。

なので、重曹スプレーでこすりとり、エタノール湿布で滅菌するのがコツです。

重曹は自然派洗剤なので、赤ちゃんがいる家庭でも安心して使えます。

ただし、初期のカビなら有効ですが、長い期間のカビのシミなどは取れない可能性があります。

またシルクなど、重曹でも痛む生地があるので注意が必要です。

シーツや枕カバーのカビの落とし方【ハイター系漂白剤】

シーツや枕カバーのカビ取りには、ハイター系漂白剤がオススメです。

ただしシーツや枕カバーの色に注意が必要です。

  • 白物のシーツやカバー:塩素系漂白剤(ハイターなど)
  • 柄物・色物のシーツカバー:酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)

漂白剤には、「塩素系」と「酸素系」があります。

塩素系漂白剤は、カビ取り効果も高くキレイにしてくれる可能性が一番高いです。

しかし、柄物や色物のシーツやカバーの場合、色落ちしてしまいます。

柄物や色物が色落ちするのが嫌な場合は、酸素系漂白剤を利用しましょう。

また塩素系漂白剤は、使える素材も限定されます。

【塩素系漂白剤の使える素材】

  • 綿
  • ポリエステル
  • アクリル素材

必ずシーツやカバーの洗濯表示を確認してから、漂白剤は使用してください。

代表的な漂白剤なら、ハイターが有名ですね。

ハイターが塩素系漂白剤で、ワイドハイターが酸素系漂白剤です。

価格は200~300円くらいになります。

シミ抜きや臭い落としの定番アイテムでもあるので、買っておくと他の洗濯にも使えて便利です。

シーツやカバーの色柄、素材にあわせて、漂白剤は選んでください。

【準備する物】

  • ゴム手袋
  • マスク
  • バケツ
  • 水orお湯
  • 漂白剤

※水(お湯)の量は、酸素系漂白剤なら水(お湯)30Lに20mlが目安で、塩素系漂白剤なら水(お湯)30Lに70mlが目安です。

漂白剤を利用すると、手荒れになりやすいので、ゴム手袋を利用しましょう。

また漂白剤には強い香りがあるので、マスクを付けておくのが安全です。

【ハイターを使ったカビの落とし方】

  • 換気を確保する(外か換気扇を回す)
  • バケツに水orお湯を入れ、漂白剤を混ぜる
  • シーツ・カバーを入れて1時間程つけ置き
  • 洗濯機ですすぎ洗いと脱水
  • 干して乾燥させる

漂白剤はシミ汚れを落とす効果が高いので、黒カビの点々も落ちやすいです。

またカビ独特の臭いも、強力に除去してくれます。

その分、シーツやカバーに少しでも残ると、肌荒れなどにつながることも…

漂白剤を使ったら、手間ですが、しっかりとすすぎをするようにしてください

また漂白剤は他の洗剤と混ぜないようにして使用しましょう。

布団だけでなく、洗濯機(ドラム式も含めて)のカビ取り方法もご紹介しています。

カバーやシーツなどを洗っても、洗濯機にカビが生えていると意味がないですよね。

さらに衣類や服についたカビ取りのコツもあるので、併せて参考にしてください。

掛け布団のカビ取り方法

掛け布団なら、コインランドリーで洗濯するのがオススメです。

コインランドリーなら大型の洗濯機があるので、掛け布団を丸洗いできます

重曹スプレーとエタノールスプレーの落とし方の後に、丸洗いすれば、さらにカビを落とすことができます。

ただし、掛け布団には「手洗いのみ」や「水洗い禁止」のものがあるので注意が必要です。

必ず掛け布団の洗濯表示を確認してから、コインランドリーを利用しましょう。

洗った後は、コインランドリーの乾燥機を使えば速く乾かせます。

乾燥させる目安は60分~90分です。

自宅で干して乾かす場合は、3日ほどかかるので天気などに注意しましょう。

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布団やカバーのカビがエタノールやハイターで落ちない場合は?

布団やカバーはエタノールやハイターが効果的

布団やカバーに発生したカビの黒い点々はなかなか取り除くことが困難です。

エタノールやハイターのカビ取りで滅菌できていても、黒い点々は残ることがあります。

「でも黒い点々も落としたい!」

理屈ではわかっても黒い点々が気になってしまいますよね。

そんな時に効果的なカビ取り方法があります。

【エタノールやハイター以外のカビの落とし方】

  • カビ取りの専用洗剤を使う(カビ取り侍)
  • 宅配クリーニングに出す

通販で販売されているカビ取り専用洗剤の中には布団に直接吹きかけられるものがあります。

若干香りは強いようですが、黒い点々までとれたという情報もあります。

どうしても黒ポツポツを取り除きたい場合は挑戦してもいいかもしれません。

有名なカビ取り専用洗剤は「カビ取り侍」です。

価格は1,300円~1,700円くらいで、楽天やアマゾンで購入できます。

またクリーニングの中にも布団専門でクリーニングを行っている業者もあります。

カビの黒い点々も、布団からキレイに取れたという口コミもありました。

敷布団をまるごと水洗いをするのはかなり大変です。

私も、座椅子を湯船につけてジャブジャブと足で洗ったことがあります。

水分を含んだ状態だと、かなりの重量となりベランダに運ぶだけで筋肉痛になってしまいました…

小型の座椅子で、かなり大変だったので、敷布団はもっと手間がかかります。

手間をかけずに布団のカビ取りをしたいなら、宅配クリーニングがオススメです。

自宅から発送するだけで、あとはすべて宅配業者と、クリーニング店がやってくれます。

ただし、クリーニング業者も最近ついたものであれば取れますが、時間がたったカビは取るのが難しいとの事。

カビに気づいて自分でもおちない場合は、なるべく早めにクリーニングに出しましょう。

布団がカビる原因は?

布団がカビてしまう原因は以下のとおりです。

【布団のカビ原因】

  • 結露
  • 湿気
  • フローリングに直に敷いている(万年床)

フローリングに直に敷いているとカビる可能性が大きくアップします。

実は、私もフローリングに布団をしいていて、裏がカビになったことがあります。

風邪で2週間ほど寝込んでしまい、やっと回復したので布団のカバーをはずしてみると…

白い布団裏の真ん中辺りに黒い点々があり、よく見るとカビでした。

仕方がないこととはいえ、かなりショックでした。

フローリングに敷いたままにしている方は、一度布団の裏にカビがないかチェックしてみてください。

早ければ早いほど、カビは落とせますから、布団を買い替えずにすみます。

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布団をカビさせない黒カビ予防対策

布団のカビを発生させないための予防対策があります。

黒カビになる前に、ちょっとした対策でカビ防止も可能です。

布団のカビ予防対策になる、便利グッズなどご紹介します。

  • 除湿シート
  • 防水シート
  • 起床後は布団を干す
  • 布団乾燥機をこまめにかける
  • シーツを定期的に洗う
  • 布団で飲食はしない
  • 石油ストーブを利用しない
  • 観葉植物は置かない
  • 部屋の換気を定期的に行う
  • 押入れを掃除・除湿する
  • 布団は窓・壁に近くない位置で利用する

どれも簡単に購入できたり、取扱方法をちょっと変えるだけです。

1つずつ詳細をご紹介するので、チェックしてみてください。

除湿シート

カビの原因である、湿気予防の定番は「すのこ」ですよね。

ですが「すのこ」はあまり効果がないと言われています。

「すのこ」よりも、除湿シートのほうが効果的です。

除湿シートは使い捨てタイプから繰り返し使えるタイプまであります。

繰り返しタイプなら800円くらいで購入可能です。

防水シート

防水シートは、布団に湿気を寄せ付けない効果があります。

防水シートの使用目的は、おねしょ防止や介護用です。

ですが寝汗が気になる時にも使えます

梅雨や夏場など、寝汗が気になる時は、背中部分で防水シートを使うとカビ対策になります。

価格は使い捨てタイプで800円くらいです。

6枚入っているタイプもあるので、1ヶ月は持ちそうですね。

起床後は布団を干す

起床後は布団を干すと、カビ防止対策に効果があります

起床したばかりの布団は汗でいっぱいです。

汗はカビの栄養源になるので、布団の大敵。

床や畳に布団を敷いたままでなく、干すようにしましょう。

必ず天日干しでなくても大丈夫です。

室内洗濯干しで、布団の裏面部分に、空気が触れるようにしてください。

布団乾燥機をこまめにかける

布団乾燥機をかけることも、カビ予防対策に効果的です。

「布団が重くて、干すのはちょっとむずかしい…」

干すのが無理なら布団乾燥機が簡単です。

布団を敷いていた場所を移動させてから使えば、カビに有効です。

価格も5,000円くらいなので、買っておくとカビ対策が楽になります。

シーツを定期的に洗う

シーツを定期的に洗うこともカビ予防対策で大事です。

シーツには、フケやゴミなどカビの栄養源が付着しています。

定期的に洗うことで、湿気対策にもなり一石二鳥です。

布団で飲食しない

布団では飲食を控えたほうが、カビ予防になります。

食べかすもカビの栄養源になるからです。

石油ストーブを利用しない

石油ストーブの利用をやめることも、カビ予防につながります。

石油ストーブは、燃焼する時に水分を出しています。

つまり湿気が増えるので、カビが繁殖しやすくなるのです。

布団を使う部屋では、控えたほうがよいですね。

観葉植物は置かない

観葉植物も、水分があるのでカビの温床です。

布団のある部屋では、使わないことがカビ対策になります。

部屋の換気を定期的に行う

部屋の換気は定期的に行いましょう

窓を開放して、風の流れを作れば湿気を外にだすことも可能です。

窓を全部開けることが難しい場合は、扇風機やサーキュレーターで代用もできます。

押入れを掃除・除湿する

布団を押入れに収納するのであれば、掃除と除湿を行いましょう。

押入れは湿気やカビの温床になっています。

せっかくカビを落とした布団でも、収納する押入れにカビがあっては意味がありません。

定期的に押入れを掃除し、換気してあげましょう。

掃除後は、除湿剤を入れておくと、さらに効果的です。

布団は窓・壁に近くない位置で利用する

布団は、窓や壁の近くでは使用しないほうがよいです。

窓は結露などが発生しやすいので、カビになる原因につながります。

壁側も空気が逃げにくいので、危険です。

布団を敷く場所は、窓から離すほうが、カビ予防になります。

壁からも、10cmくらい離すようにしてみてください。

布団やカバーのカビ取り方法のまとめ

  • 敷布団のカビの落とし方は「重曹スプレー」と「エタノールスプレー」
  • シーツや枕カバーのカビは漂白剤につけ置き
  • 掛け布団ならコインランドリーもあり
  • 黒い点々をしっかり落としたいなら専用洗剤
  • 自分でカビを落とせないなら宅配クリーニング
  • 布団のカビ予防はグッズや掃除で湿気対策

人生の3分の1は眠っていると言われるのですが、具合が悪い時など1日中寝ていることもあります。

それだけの時間、汗を布団が吸収しカビの温床になっていると考えると怖いですよね。

そして布団の裏を見ると黒い点々が…

深刻なカビ取りは面倒なので、まずは布団にカビがはえないように予防するのが一番です。

予防には布団乾燥機がオススメです!

布団乾燥機をかけると夏は暑くなるので書けるときは午前中にかけています。

逆に冬は布団が温かくなるので、夜にかけると良いですよ。

特に湿度の高い夏は布団にカビが生えやすい季節です。

毎日布団を乾燥させて、フカフカ状態を維持するようにしておきましょう。

もちろんそれ以外の季節でも布団など敷きっぱなしにしているとカビの原因になります。

布団の裏を定期的にチェックして、快適な睡眠をとりましょう!!

ただしあまり気持ちよくて寝過ぎにも注意ですね(笑)

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