革ジャン破れの補修は接着剤で!自分でする簡単な直し方と修理価格

革ジャン破れの補修は接着剤で!

「革ジャン破れの補修を自分でしたい」

「革ジャンの破れを補修する方法を知りたい」

革ジャンの破れは、自分で補修することが可能です。

革ジャンの補修と聞くと、ミシンなど針を使った専門的な方法だと思っていませんか?

実は、接着剤を使った簡単な直し方があるんです。

革ジャンの修理は、業者に頼むと5,000円以上することもあります

家計を考えると、修理を頼むか悩んでしまいますよね。

そこで今回は

  • 革ジャンの破れ補修は接着剤でできる!自分でする時のデメリット
  • 革ジャン破れの直し方!接着剤を使った簡単な方法
  • 革ジャン破れの修理は業者も検討しよう!修理価格や依頼方法

をご紹介します。

小さな革ジャンの破れなら、修理業者に依頼しなくても接着剤で安く直すことが可能です。

意外と破れたり、傷つきやすいのが革ジャンなので、接着剤の直し方を覚えておいて損はありません。

実際に補修してわかったデメリットや注意点、直し方の手順を、修理業者の価格や依頼方法とあわせてご紹介します。

スポンサーリンク

革ジャンの破れ補修は接着剤でできる!自分でする時のデメリット

革ジャンの破れの補修は、自分ですることができます。

ご紹介する革ジャン破れの補修の直し方は、接着剤でつける方法です

針も糸も使わないので、接着剤を使った革ジャン破れの補修は、かなり簡単でした。

業者の修理だと6,000円くらいしますし、時間もかかるので、自分で補修できて本当によかったです。

ただし、革ジャン破れの補修を自分でやってみてデメリットも感じました

人や環境によっては「知っていたら、革ジャンの補修を自分ではやらなかったのに」と感じるかもしれません。

実際にやってみて、困ったデメリットや注意点をまとめてみました。

◆革ジャン破れの補修のデメリットや注意点

  1. 破れや傷によっては補修できない
  2. 接着剤など補修キットの臭いが強い
  3. 革ジャン破れの接着に時間がかかる
  4. 破れや傷はあくまで目立たなくするくらい

革ジャンの補修は、一度始めると、途中で元の状態に戻すことができません。

下手に失敗してから業者に持っていっても、修理不可能と言われる可能性があります。

まずは補修が自分にもできそうかどうか、注意点の詳細を確認してイメージしてみてください。

デメリットや注意点の詳細を、一つずつご紹介しますね。

【デメリット・注意点①】革ジャンの破れ・傷によっては補修できない

革ジャンの破れ・傷の種類によっては自分で補修するのは難しいです。

たとえば、大きすぎる破れや傷だと、糸をほどいて裏地から補修をする必要があります。

今回、私が補修した革ジャンの破れは2cmくらいです

また革ジャンの剥がれた部分が残っていたので、破れをフタするように接着できました。

革ジャンの破れや傷が大きすぎると、接着剤で補修はかなり難しいと思います

頑張って破れや傷を接着剤で補修しても、仕上がりあとが目立つことも……

あまりにも大きな破れや傷なら、最初から革ジャン修理の業者に依頼したほうが安全だと言えます。

【デメリット・注意点②】接着剤など補修キットの臭いが強い

革ジャンの破れ補修に使う接着剤などの補修キットは、臭いが強いものがあります

私が利用した接着剤と、カラー補修クリームも、臭いが強いものでした。

例えるなら以下のような臭いです。

  • 接着剤:ガソリンスタンドのような刺激の強い臭い
  • カラー補修クリーム:絵の具のような臭い

接着剤の臭いは、使用後数時間で感じなくなるのですが、カラー補修クリームの臭いは、使用後3日たっても少し残っています。

そのため、強い臭いが苦手な人は、今回ご紹介する補修方法は難しいかもしれません

補修方法を自分でやるときは、マスクの利用をおすすめします

また、接着剤は指についてしまうので、料理前は補修をしないほうがよいでしょう。

ちなみに、指についた接着剤は、完全に乾いたあと剥がし、残った小さな部分は爪でこすってとれました。

【デメリット・注意点③】革ジャン破れの接着に時間がかかる

革ジャン破れの接着には時間がかかります。

私は革ジャン破れの接着を、完全に完了するまでに24時間かけました

接着を待つ間の24時間は、重しを乗せて革ジャンを放置することが必要です。

使った接着剤の説明書には、3~4時間で十分接着すると記載されています。

ただし、最大の接着力は24時間後とあったので、念のため24時間かけて接着しました。

そのため、ご紹介する革ジャン補修には、長時間放置できるスペースが必要です。

生活の邪魔にならず、家族が革ジャンにさわらないような部屋、机で補修してみてください。

【デメリット・注意点④】破れや傷はあくまで目立たなくするくらい

ご紹介する革ジャン破れの補修では、破れや傷は、あくまで目立たなくなるくらいです

もとの革ジャンのような状態には戻すことができません。

私の補修した革ジャンも、近くで見たり、光のあたり方で傷は見えてしまいます

革ジャンの修理業者でも、完全に戻すことは不可能なようです。

しかし、クオリティーを求めるなら業者に依頼したほうがよいでしょう。

革ジャン破れ補修のデメリットや注意点のまとめ

革ジャン破れの補修は、やってみると簡単です。

ですが人によっては、補修結果や作業が難しい可能性があります。

  • 「革ジャンの破れは小さい」
  • 「作業中の強い臭いも我慢できる」
  • 「補修中に革ジャンを放置できるスペースがある」

上記にあてはまるなら、自分で補修をしても問題は少ないと思います。

また、補修結果はどうしても個人差がでますし、万が一失敗する可能性もあるので

  • 「革ジャンが高いものではない」
  • 「補修した革ジャンは近所の買い物に使うくらい」

といった革ジャンなら、自分で補修をしてみてもよいかと思います。

注意点に問題がないことを確認できたら、以下の補修を行ってみてください。

スポンサーリンク

革ジャン破れの直し方!接着剤を使った簡単な方法

革ジャン破れの直し方!準備する物

革ジャンの破れの直し方なら、接着剤を使った方法が簡単です

接着剤には「皮革用」という種類があり、業者も革製品の補修に使っています。

「皮革用」の接着剤でも、使い方は木材やプラスチック用の接着剤と変わりません。

革ジャンの破れに直接つけて接着させることが、直し方になります。

まずは、接着剤を使った直し方に必要な物を準備しましょう。

◆革ジャン破れの補修で準備する物

  • 接着剤(皮革用)
  • カラー補修クリーム
  • あて布(スーツなど)
  • 柔らかいタオル
  • 重し(本など)
  • ハサミ
  • マスク

以下に、革ジャン補修に必要な物の詳細をご紹介します。

接着剤(皮革用)

「接着剤」は必ず皮革用にしてください。

ご紹介する直し方では、スリーエムジャパン株式会社の「強力接着剤 皮革用 30ml」を利用しました。

接着剤(皮革用)はAmazonや楽天で販売されていて、購入価格は350円くらいです。

カラー補修クリーム

「カラー補修クリーム」は、革ジャンと同じ色のものを用意しましょう

私はカラー補修クリームは、サフィールの「レノベイティング カラー補修 チューブ 25ml」を利用しています。

補修クリームもAmazonや楽天で購入できます。

購入価格は1,300円くらいです。

あて布

補修には薄い「あて布」も必要となります

「あて布」はスーツなどを購入したときに内ポケットに入っているものでOKです。

柔らかいタオル

革ジャン破れの補修には「柔らかいタオル」が必要です。

「柔らかいタオル」は「カラー補修クリーム」を塗って真っ黒になります。

ですので、タオルは捨ててもいい物を用意してください

重し

「重し」は接着剤を利用したあとに、破れ部分の上から乗せて利用します

私の場合は「」を重しとして利用しました。

本なら数を増やすこともできるので、重さを調整できて便利です。

ハサミ

「ハサミ」はあて布を、革ジャンの破れ部分のサイズにあわせて切るために利用します。

マスク

「マスク」は接着剤やカラー補修クリームをつける時に、使うことをおすすめします。

どちらも臭いが強いので、「マスク」をつけていたほうが楽です

革ジャン補修に必要な物が準備ができたら、接着剤を使った直し方を始めましょう。

以下が、革ジャン破れの直し方の手順です。

◆革ジャン破れの直し方手順

  1. 革ジャンの汚れ・水分をタオルで落とす
  2. 破れの大きさにあわせて「あて布」を切る
  3. 「あて布」を革ジャン破れ(裏地側)に入れる
  4. 接着剤を「あて布」と革ジャン破れ(外側)につける
  5. 接着剤の部分を5分くらい乾燥させ貼り合わせる
  6. 貼り合わせた上から「重し」を乗せ24時間放置
  7. カラー補修クリームを「柔らかいタオル」に取り革ジャンに塗る
  8. 塗った部分を10分ほど放置して乾燥させる

上記の革ジャン破れの直し方で、2cmほどの破れを補修することができました。

時間は1日くらいかかりますが、思ったよりも簡単にできます。

以下で革ジャン破れの直し方の詳細をご紹介するので参考にしてみてください。

【手順①】革ジャンの汚れ・水分をタオルで落とす

革ジャン破れ補修の手順①

まずは、革ジャンの破れ部分のまわりをキレイにします

接着剤をつける時に、汚れ・水分があっては邪魔になるからです。

タオルでやさしく乾拭きして、汚れ・水分を落としておきましょう。

【手順②】破れの大きさにあわせて「あて布」を切る

革ジャン破れ補修の手順②

次に「あて布」を破れの大きさにあわせて切ります。

破れた部分よりも、大きく「あて布」を切っておきましょう

私は破れが2cmだったので4cm×4cmになるよう「あて布」を切って使いました。

【手順③】「あて布」を革ジャン破れ(裏地側)に入れる

革ジャン破れ補修の手順③

次に、切った「あて布」を革ジャン破れの中に入れます。

破れた部分の中心に、「あて布」の中心がくるように設置します。

【手順④】接着剤を「あて布」と革ジャン破れ(外側)につける

革ジャン破れ補修の手順④

「あて布」を設置したら、接着剤を「あて布」側につけます。

「あて布」側は、破れよりも少し広めに接着剤をつけたほうがよいです

同時に革ジャン破れ(外側)にも、接着剤をつけてください。

革ジャンあぶれ(外側)は、破れにあわせて接着剤をつけましょう。

接着剤は、薄く均一になるようにつけることが大事です。

接着剤が破れから、はみ出しても乾く前なら指で取り除くこともできます。

慌てる必要はないので落ち着いてやってみてください。

【手順⑤】接着剤の部分を5分くらい乾燥させ貼り合わせる

付けた接着剤は、5分ほど乾燥させてから貼り合わせます

最初はヌルヌルだった接着剤が、ベタついてきたら固まってきている証拠です。

ベタついてしまってから触ると、指にくっつくので触らないように5分待ちましょう。

5分たったら革ジャン破れ(外側)をフタをするように貼り合わせてください。

指についた接着剤は、あとで固まってから剥がせます。

あわてず補修作業に集中して大丈夫です。

【手順⑥】貼り合わせた上から「重し」を乗せ24時間放置

革ジャン破れ補修の手順⑥

貼り合わせたら、革ジャン破れ(外側)の上から「重し」を乗せます

「重し」を乗せたら接着するまで、そのまま放置してください。

3~4時間の放置でくっつくようですが、私は念の為24時間、放置しました。

「重し」は接着剤をつけた上に置くので、接着剤の臭いがうつる可能性があります

「重し」に臭いがうつるのがイヤな場合は、タオルなどで重しを巻きましょう。

「重し」への臭いうつりが軽減されます。

【手順⑦】カラー補修クリームを「柔らかいタオル」に取り革ジャンに塗る

革ジャン破れ補修の手順⑦

24時間放置したあとは、カラー補修クリームを革ジャンに塗ります

接着剤をつけただけでは、微妙な傷が目立ったままです。

そこでカラー補修クリームをつけて、傷を目立たなくさせます。

カラー補修クリームを少量「柔らかいタオル」に付け、傷の上に付けて塗ってください。

カラー補修クリームをつけすぎると、あとの乾拭きが大変になります。

カラー補修クリームは、少量ずつ塗るようにしてください

【手順⑧】塗った部分を10分ほど放置して乾燥させる

革ジャン破れ補修の手順⑧

カラー補修クリームを塗り終えたら、10分ほど放置して乾燥させます

乾燥させたあとに、まだ革ジャンの傷が目立つようなら、さらに手順⑦を繰り返すことも可能です。

ある程度、傷が目立たなくなったら、乾拭きをして磨き上げてください

ちなみに磨き上げたあとでも、カラー補修クリームの臭いはとれません。

臭いといっても顔を近づけて気づく程度ではありますが、何日か部屋干しすることをおすすめします。

また、補修作業が終わったら、臭いが部屋にこもっているので、換気もしておきましょう。

以上で革ジャン破れの補修は終了です。

実際にやってみると、意外と簡単にできちゃいます。

ただし、自分で補修することに自身がなかったり、クオリティーを求めるなら業者に修理を頼むことも検討したほうがよいでしょう。

次に、革ジャン破れを業者に依頼する場合の、修理価格や依頼方法をご紹介します。

スポンサーリンク

革ジャン破れの修理なら業者も検討しよう!修理価格や依頼方法

革ジャン破れは、自分で補修ができないこともあります。

破れや傷が大きい場合は、無理に自分で補修しても失敗することも……

「確実に革ジャンの破れを補修したい」

「キレイに革ジャンを修理したい」

そんな場合は、お金がかかってしまいますが、プロの業者依頼したほうがよいでしょう

業者のほうが修理のクオリティーが高いからです。

また、ひび割れや革ジャンの穴埋め、糸をほどいて裏地から修理するなど、様々なケースに対応してもらえます。

革ジャン破れの修理価格はいくら?

革ジャン破れの修理価格は、破れ・傷の状態と、修理方法によって変わります

ある業者のサイトには価格が6,000円~16,000円のあいだで記載されていました。

だいたいどこの業者でも、革ジャン修理は5,000円以上するところが多いようです。

確実な修理価格は、見積もりしてからわかることになります。

正式に修理依頼をする前に、まずは見積もりを出してもらったほうがよいでしょう

革ジャン破れの依頼方法は?

革ジャン修理の依頼方法は業者によって違います。

店舗に訪問して依頼する業者もあれば、メールで受け付けてくれるお店もあります。

中には店舗に直接訪問しなくても、宅配で依頼を受け付けてくれる業者も

近くに革修理の店舗が無い場合は、宅配サービスのある修理業者だと助かりますね。

ちなみに、自分で補修して失敗した革ジャンだと、修理が不可能になることもあります

付けた接着剤やカラーが、革ジャンからとれず、もとに戻せないことがあるからです。

大きな破れだったり、補修に自身がないのであれば、接着剤などは使わず業者に相談することをおすすめします。

革ジャン破れの補修・簡単な直し方のまとめ

  • 革ジャン破れは自分で補修することができる
  • ただし自分で補修する時のデメリットに注意が必要
  • 革ジャン破れの直し方で簡単な方法は接着剤
  • 手順に注意して時間をかけて行おう
  • 革ジャン補修にクオリティを求めるなら業者依頼も検討

革製品は買うのも修理も高額なので、自分で補修ができると助かります。

革ジャンって意外と破れやすいんですよね。

主人も買い物をしているときに、売り場のでっぱりに引っ掛けて破れてしまいました。

そんな時は、接着剤で自分で補修すると、簡単で安く直すことができます。

もちろん革ジャン補修のプロや業者ほどのクオリティーとまではいきません。

しかし、ちょっとした破れや傷なら、目立たないように自分で補修できちゃいます

修理代が高いからと、あきらめて革ジャンを捨てるくらいなら補修にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、革ジャン補修の参考にしてみてください。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ