プリンターの寿命は何年?枚数と症状【レーザーとインクジェット耐久性比較】

プリンターの寿命は何年で枚数は?

プリンターを使う時は限られていますよね。

学校行事やはがき、年賀状などの作成に便利ですが、使用する時期が限られています。

必要な時に限って、「電源が入らない」「インクが出ない」「異音がする」といった症状が出ることも…

そのプリンターは、寿命かもしれません。

そこで今回は

  • プリンターの寿命年数は何年か
  • プリンターの寿命の枚数
  • プリンターの寿命の症状や目安
  • レーザーとインクジェットプリンターの寿命(耐久性)比較

をご紹介していきます。

寿命を知れば、プリンターがどのくらい持てばいいのか?判断できます。

修理より、買い替えがお得なケースもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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プリンターの寿命年数は何年?

家庭用プリンターの寿命年数は、「5年と言われています。

プリンターの寿命年数が「5年」なのは、以下の理由があります。

  • 部品の保有期間:5年
  • メーカーの修理対応期間:5年
  • 耐用年数:5年

プリンターの寿命が「5年」なのは、プリンターに関連がある「部品の保有期間」「修理対応期間」「耐用年数」が、5年だからです。

各メーカーでは、プリンターの部品を保有する期間が決まっています。

部品の保有期間は、カタログや取扱説明書の「補修用性能部品の保有期間」に記載されています。

◆プリンターの部品の保有期間(メーカー別)

エプソン(EPSON) 5年(製造終了後)※1部6年
ブラザー(brother) 5年(製造打切後)
キャノン(Canon) 記載なし

プリンターが故障した時は、部品がなければ修理ができません。

つまり、部品の保有期間が過ぎたプリンターは、強制的に寿命になってしまいます。

また、プリンターには、「修理対応期間」を公表しているメーカーもあります。

◆プリンターの部品の修理対応期間(メーカー別)

エプソン(EPSON) 5年(製造終了後)
ブラザー(brother) 記載なし
キャノン(Canon) 5年間(製造打切後)

部品と同じく、修理ができなければ、強制的に寿命となってしまいます。

また、プリンターの寿命を考える上で、「耐用年数」も重要です。

プリンターの寿命と耐用年数

プリンターには、家庭用と業務用の2種類が存在します。

業務用のプリンターの寿命は、耐用年数を基準に考えるようになっています。

業務用のプリンターは、リース(レンタル)の契約期間や、会計処理の計算に、耐用年数が使われるからです。

その為、プリンターの寿命を「耐用年数」で考られています。

業務用も、家庭用も、プリンターの「耐用年数」は5年なので、寿命の目安も5年となります。

プリンターは機械ですが、内部のゴム部分など劣化するものです。

また、使用回数や、使用環境など、プリンターに想定以上の負担がかかった場合は、もっと早く寿命を迎える可能性があります。

 なので、「耐用年数」だけでなく、プリンターが「今まで何枚の枚数を印刷してきたか?」も寿命の目安となります。

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プリンターの寿命の枚数

プリンターの寿命を測るのに、「今での印刷枚数が何枚か?」も目安になります。

プリンターは、利用してきた分だけ劣化するからです。

そこで、5年の「耐用年数」だけでなく、「印刷枚数」も重要になります。

家庭用インクジェットプリンターの場合、寿命までの枚数は「約2万枚と言われています。

この「2万枚」は、5年間での枚数です。

  • 1年なら4000枚
  • 1ヶ月なら約333枚
  • 1日にすると約10枚

上記が、5年間利用するために、印刷できる限度枚数になります。

家庭用のプリンターなら、5年で2万枚以内で使えそうですね。

もし、5年間で2万枚以上を印刷した場合は、2万枚に到達した時点で、プリンターの寿命となります。

つまり、プリンターは「限度枚数」か「耐用年数」の5年か、どちらかに達した時に寿命となります

 

プリンターの寿命の症状や目安

長年利用していると、プリンターも劣化して、寿命の症状サインが出てきます。

プリンターの寿命の症状やサインには、以下があります。

  • 電源が入らない
  • インクが出ない
  • ヘッドが動かない
  • 対応ドライバーが無い
  • 異音がする
  • 印刷がしっかりと行われない

詳細をご紹介しますね。

電源が入らない

先ほどまで使えていたのに、プリンターの電源が、突然落ちることがあります。

電源ボタンを押しても、ライトが付かず、プリンターが、まったく動かなくなる…

このような状態になったら、プリンターの寿命症状かもしれません。

電源プラグやコード、または内部基盤が劣化し、寿命になった可能性があります。

インクが出ない

インクの残量はちゃんとあるのに、プリンターのインクが突然出なくなってしまうことがあります。

念のため、インクカートリッジを交換しても、まったくインクがでません。

せっかくカラー印刷をしようと思っても、黒しかインクがつかないケースもあります。

このように、インクが出ない、または1部のインクだけがでなくなる状態になったら、寿命の症状かもしれません。

インクに問題がある時は、「プリントヘッド」が目詰まりを起こしている可能性があります。

「プリントヘッド」はインクカートリッジを取り付ける部分のことです。

「プリントヘッド」を交換すれば、正常に戻るかもしれませんが…

プリンターの年数が古い場合は、買い替えのほうがお得な場合もあります。

プリントヘッドが動かない

インクカートリッジを取り付けている、「プリントヘッド」が動かなくなることがあります。

本体の電源を入れ直しても、「プリントヘッド」が動かないのであれば、寿命の症状かもしれません。

「プリントヘッド」を交換することで、また利用できる可能性もあります。

ですが、基盤の故障が原因だと、修理費用が高額になることも…

印刷がページが変になる

印刷したのに、「色がいつもと違う」「かすむ」「以前のような鮮やかさがなくなった」と感じてませんか。

印刷したページが、以前と比べて、文字が変なら、プリンターの寿命症状の可能性があります。

「プリントヘッド」をクリーニングしても、印刷が戻らない状態が続くようなら、修理か交換が必要です。

プリンター内部から異音がする

印刷中に「ガリガリ」、または「キーキー」といった、うるさい音がする。

プリンターの電源を、ONやOFFにするときに、以前はしなかった音がするようになった。

このような症状がでたら、プリンターの寿命のサインかもしれません。

内部部品が摩耗して、異音がしている可能性があります。

内部部品の交換で、異音が解消されることもありますが、プリンターの年数によっては、買い替えたほうがお得です。

対応ドライバーが無い

パソコンを連動させるのに必要な、ドライバーが無いと、プリンターは使えません

プリンター内部や、部品に問題がなくても、プリンターは寿命を迎えることになります。

対応ドライバーが無くなるケースは、新しくパソコンを買い替えた時に起こります。

ドライバーは、パソコンのOSに対応していないと、使えません。

新しいパソコンの、OSが新しい場合は、今までのドライバーは使えなくなります。

さらに、プリンターのサポート期間が終了していると、新しいOSに対応したドライバーが作成されません

修理も交換もできないので、新しいプリンターを購入するしか無い状態です。

プリンターの寿命症状がでたら買い替えがお得?

プリンターの寿命症状が出た場合、「買い替え」も検討したほうが良いでしょう。

プリンターの買い替えを検討したほうがいい理由は、「修理・交換」の費用が高額になるからです。

修理・交換費用が、15,000円になることもあります。

またプリンターは、購入して2年~3年で、寿命症状がでることが多いです。

プリンターは寿命目安が5年なので、折り返し地点とも言える時に、修理・交換費用と運送料を払うか悩みます。

そのため、プリンター本体を「消耗品」と考えて、買い替える人も多いです。

購入した時の金額と、プリンターの年数を考えて、買い替えを検討してみてください。

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レーザーとインクジェットプリンターの寿命(耐久性)比較

主流のプリンターは、大きく分けて2種類あります。

  • レーザープリンター
  • インクジェットプリンター

この2種類で、寿命が長いプリンターは「レーザープリンターです。

レーザープリンターのほうが、寿命目安の5年の間に印刷できる枚数(ページ数)が多いからです。

プリンターの寿命は、「耐久性」という言葉で、仕様書に記載されています。

この「耐久性」に、「~万ページまたは5年」と記載があり、この枚数がプリンターの製品寿命です。

「~万ページ」の枚数は、プリンターによってバラバラですが

  • レーザープリンター(家庭用):5万ページ
  • インクジェットプリンター(家庭用):2万ページ

上記が一般的な目安と言われています。

比較すると、レーザープリンターがインクジェットより耐久性がありますね。

また、レーザープリンターのほうが、印刷コストが安く、大量印刷に向いています。

これだけ見ると、レーザープリンターのほうがメリットが高そうですが、デメリットもあります。

レーザープリンターは、インクジェットと比べると本体価格が高額です。

また、写真やイラストといった画像印刷は、インクジェットに比べると劣ります。

なので、文字を大量に印刷するのであれば、レーザープリンターのほうがオススメです。

寿命である「耐久性」だけでなく、初期コストや、プリンターの使い方もあわせて選んでください。

プリンターの寿命と枚数のまとめ

  • プリンターの寿命は5年
  • 家庭用インクジェットの寿命枚数は2万枚
  • 寿命症状がでたら修理より「買い替え」がお得なケースあり
  • 寿命で選ぶならレーザープリンターのほうが耐久性がある

プリンターは、なかなか使う機会が少ない家電ですよね。

その為、どのくらい寿命が持てばいいのか?買い替えたほうがいいのか?迷う時もあります。

もちろん寿命が長いほうがいいのですが、修理費用もバカになりません。

あまり使わないのであれば、プリンター自体を消耗品と考えて、割り切ることも必要です。

最近は、プリンターのレンタルもあるので、貸出を利用するのもいいかもしれませんね。

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