すだれとよしずマンションにはどっち?違いや注意点と取り付け方
すれだとよしずをマンションで設置する人が多くいますがどっちが効果的かご存じですか?
違いが、すだれとよしずにはあるのでちゃんと注意して利用しないともったいないことになります。
暑い夏、1日中エアコンの冷たい風にあたるのが苦手という方もいるのではないでしょうか。
夏特有の冷え性にもつながるし、つけっぱなしのエアコンは家計にも健康にも良くありません。
夏を涼しく過ごす方法は昔から様々ありました。その中でも、すだれやよしずを使った方法は体にも家計にもとっても優しいです。
すだれとよしずのどっちがマンションにいいかと、違いと注意点をあわせてご紹介します。
すだれとよしずの違いは?それぞれのメリット・デメリット
簡単に説明するとすだれとは、軒に吊るして使うもの。よしずはすだれよりも大きさがあり、掃出し口に立てかけて使うものです。
すだれは、細く切った竹を編み込んで作られているのに対し、よしずは「葦(あし)」で出来ています。
この葦が、「悪し」と読めるので縁起が悪いという言われ「良し」とし、よしずになったといわれています。
続いてすだれとよしずの特徴をご紹介します。どういったものがあるでしょうか?
すだれは、室内外問わずどちらでも設置することができるメリットがあります。
暑さ対策以外にも部屋を間仕切りしたり、ベランダにすのこのように敷いたり、自転車のサンシェードにしたりと様々なインテリアとしても利用できます。
デメリットとしては台風や雨風が強い時には飛ばされる恐れがあるので、気を付けてしっかり固定することです。
よしずは打ち水と同じような効果があり、よしずのメリットには水をかけておくと外気温より2~3℃低い涼しい風を取り込むことができるという点があります。
また、よしずにもデメリットとして風が強い時には倒れる恐れがあるので、重石などで地面に固定する必要があります。
マンションにはすだれとよしずどちらがいい
マンションのように集合住宅の場合はどちらを使うのが良いでしょうか。
一概にこちらが良いとは言えず、家の作りによるところがどちらも設置する時に大きい影響があります。
よしずは掃出し口に立てかけて使うのでベランダにある程度の広さが必要ですし、場所を取るので出入りに邪魔になるかもしれません。
またルーフバルコニーなどをお持ちのお部屋は、風の影響がかなり大きいのでよしずが倒れることが多々あると思います。
倒れるたびによしずを戻していてはあまり意味がありませんし、ベランダが狭いと下の階に落ちう可能性もあり重大な事故にもつながりかねません。
つまりちゃんとした固定ができるかどうかがマンションでよしずを使う上での一つのポイントとなります。
私の一人暮らしの親戚は、固定が外れてしまったことに気づかずに倒れてきたことがあります。
幸いケガはしませんでしたが、よしずは運ぶ、設置、固定、維持に力が必要なのでご自身の体力と相談が必要です。
対してすだれはカーテンレールがあればそこへ簡単に取り付けができるので、誰でも設置しやすいというメリットがあります。
すだれに巻き上げ器をつければ使用していない時は巻き上げてしまっておけるので比較的使用しやすいかもしれません。
すだれはご自宅の掃出し口サイズからお風呂の小窓とったサイズまであるので場所を選ばず、和のテイストを取り入れることが出来ます。
ただし、すだれもよしずも目隠し効果があるのは昼間だけで、夜になると室内が見えるので気をつけてください。
道路やマンション廊下を歩いている人が、故意でなくても、特にマンションの窓は外から見上げられる事が多く、カーテンを引いていない丸見えのお部屋に目がいきがちになります。
プライバシーを保ちたいのであれば、カーテンとの併用をオススメします。
すだれとよしずの注意点と取り付け方
すだれもよしずも、今ではホームセンターなどでお手軽に購入できます。
小さいものでは100円ショップでもインテリアの1つとして売られているので子供から大人まで自分の部屋に利用できます。
すだれとよしずの注意点
すだれとよしずの注意点として劣化があります。夏の炎天下、雨や風にもあたるので劣化は免れません。
汚れが目立つので掃除などの多少のお手入れが必要になってきます。
しかしお手入れをしたとしても、消耗品と捉え2~3年で買い替えるのが良いでしょう。
毎日見ていると気づきにくいのですが、買い替えた時に新しいものと見比べると変色具合が一目でわかります。
すだれの取り付け方と固定方法
すだれの固定方法は色々あります。必要な金具はホームセンターや100円ショップで購入できます。
すだれは軽量なので固定金具はフック型のもので十分です。出窓に粘着テープで張り付けるものやマグネットでくっつけるものでも構いません。専用のフックも販売されています。
突っ張り棒で固定しそこへS字フックをかけてすだれをひっかけるという方法もあります。
このように、工夫次第でお金をかけずに身近なもので代用することもできますよ。
室外に設置する場合には窓枠にすだれ用フックを取り付けて、そこへひっかけるという方法があります。
すだれは、窓から数センチ離して設置したほうが涼しい風を送り込めます。
よしずの取り付け方と固定方法
よしずは立て掛けておくので、特別な方法はありませんがやはり風の影響を受けるのでその対策は必要です。
簡単な方法は、よしずの下半分から紐を垂らします。その紐に重りになるような石やブロックなどを吊り下げて地面に設置します。
紐を垂らさなくても、よしずの足元にブロックを紐でくくりつけるだけでも違うでしょう。
すだれの色々な使い道
すだれやよしずは夏を涼しく過ごすという目的以外にも、外からの目隠しになるという役目も果たしてくれます。
この目隠しは窓だけでなく、室内の収納しているものを目隠しすることにも役立ちます。
玄関の下駄箱やキッチンの収納部分、トイレ掃除道具やトイレットペーパーなどそのままだとちょっと恥ずかしい部分を目隠しすることに適しています。
色々な使い道のあるすだれを、インテリアとしても楽しめる方法をご紹介します。
- すだれを電球に巻いてランプシェードに。
- 植木鉢に巻きつけて、可愛く飾り付け。
- 壁にかけて観葉植物や写真を飾ってインテリアに。
- トイレや玄関に吊るしてアクセントに。
100円ショップなどにある小さなすだれは、コースターとしても使えますよ。
またすだれを設置すると和室なら和風なインテリアに、洋室であれば南国風のインテリアの演出に役立ってくれます。
カラーバリエーションも豊富に用意されているので、目隠しだけでなく模様替えにもすだれは利用できます。
すだれとよしずの違いや取り付け方のまとめ
- すれだとよしずは素材とサイズ、固定方法が違う
- マンションではちゃんと固定できないならすだれが安全
- すだれとよしずは2~3年を目安に買い換える
すだれとよしずは節電対策にもなりエアコンの影響で体が冷えすぎることもないので安心です。
電気の無い時代でも、このような方法で夏を涼しく過ごしていたんですね。
先人の知恵を利用してすだれやよしずで快適に過ごしてみてはどうでしょう。
また現代の力でカラーバリエーションも増えているのでお子さんのお部屋を可愛らしくすることも可能です。
購入するときは結構な重さにもなるので、週末に家族みんなでお店にいって選んでみましょう。