泥汚れの簡単な落とし方!重曹よりスクラブ?効果的な方法は?
泥汚れは夕方にやってきます。なにこの泥汚れはと驚いている暇はありません。
他の洗濯物と一緒に洗いたくありませんがどうすればいいのでしょうか?
子供の衣類なのでなるべくキツイ洗剤も使わずに落としたいですよね。
昔は石鹸に洗濯板がお決まりでしたが、最近は口に入れても安全な重曹や、洗顔落としのスクラブが以外な効果を発揮することが注目されています。
育ち盛りの子どもさんをお持ちのご家庭では泥汚れは日常なことなので、あまり負担にならないようなお洗濯方法をいくつかあげてみます。
泥汚れの簡単な落とし方と効果的な方法をご紹介します。
簡単な泥汚れの落とし方は?
子供の頃は自分もお世話になった泥汚れですが、大人になると嫌なもので悩みのタネとなってしまいますよね。
一見して服の面積が多いのか、泥の面積のほうが多いのかわからないようなレベルの汚れまで子供はよく持ち帰ってきてくれます。
さてこの泥汚れはどのようにすれば簡単に落ちるのでしょうか?
そもそも泥汚れは衣類の素材の中の更に奥にある繊維に絡みついている状態です。
通常の汚れは水に溶けたり、洗剤で浮くのですが、泥汚れは洗剤で浮きにくく、水には溶けません。
簡単に例えると、通常の汚れが液体状であり繊維に染み込んで色をつけているのなら、泥汚れは砂や石を繊維でくくりつけて結んでいるような状態です。
なので液体状のものなら水と洗剤で浮かせて流すことが出来ますが、砂や石には洗剤は効果薄く、水も水流が強くないと動かすことも出来ないというわけです。
つまり泥汚れを落とすには物理的な攻撃で石や砂利を吹き飛ばすこと、高圧洗浄機のような強力な水流や、ブラシでこするといった方法が効果的というわけです。
ですが洋服を洗うのに高圧洗浄機を使うことは出来ませんよね。よってブラシを使うことになります。
まず最初に意外ですが、泥が付いた洗濯物を一度乾かします。その後に、歯ブラシなどを使って泥や砂をはたき落とします。
泥は乾かすことで浮き上がり、濡れていると逆に繊維の奥の奥まで沈んでいってしまうためです。
よく水洗いをしてから洗濯機を使う人がいますが逆効果なのでやめましょう。
歯ブラシでこする時はあまり力いっぱいやると生地が傷んでしまうので、ほどほどにしてください。
その後に洗剤を薄めた洗濯液に1時間くらい浸け置きします。出来れば冷たい水より、40度くらいのぬるま湯にするとより落ちます。
あとは、いつも通りに洗濯機で回して干すだけです。
これだけで泥汚れは簡単に落とすことが出来ます。
もし浸け置きをしておく時間が無い場合は、石鹸を泡立てネットのようなもので泡立てて、汚れた部分につけて15分くらい放置した後に洗濯機に入れます。
もしくは手っ取り早く洗剤をそのまま汚れている部分に付けてから洗濯するだけでも、随分と違います。
その他の方法では昔ながらのやり方である洗濯板を使ってごしごし洗うやり方があります。
洗濯板は100円ショップや無印良品で小型サイズのものが販売されています。
靴下とか小さいものは洗面台で、ズボンとか大きいものは、お風呂場で洗うのがいいでしょう。
私の家庭では旅行中に子供が泥汚れのみならず、いろいろな汚れを作る時期があったので洗濯板は旅行の必需品となっています。
そういう意味でも洗濯板は一枚持っておくと便利なので購入をオススメします。
これまで紹介してきた落とし方で使う洗剤や石鹸にも、効果的なものがあります。知っておくだけで汚れの落ち具合がずいぶんと変わります。
また効果的な洗剤や石鹸以外の代用として利用できる身近なものをあわせてご紹介します。
泥汚れに効果的な洗剤は?
まずは洗剤の代わりに利用できる身近なものを説明した後に、効果的な洗剤や石鹸をご紹介します。
重曹
まず、洗剤と重曹を同量で合わせ泥汚れの部分に塗り込みます。しばらく置いた後、洗濯機で普通に回します。
重曹は汚れだけでなく臭いも取ってくれる働きがある優れものです。
もし時間があるなら、重曹と洗剤を入れた鍋に水を入れ沸騰させた後衣類を入れぐつぐつ煮ます。
これは、少し日にちが経った泥汚れの洗濯物にも効果があります。
スクラブ剤入りの洗顔フォーム
スクラブ剤の入った洗顔フォームを使った泥汚れの落とし方です。
方法は重曹の時と一緒で、泥汚れの部分に塗った後、しばらく置いて、洗濯機へ。
スクラブの粒が研磨剤の働きをしてくれることで泥汚れが落ちやすくなります。
文房具のスティックのり
意外ですが文房具のスティックのりは水溶性のものが多いので、他の洗濯物がベタベタする心配はありません。
仕組みはのりと泥が合体するので落ちやすさがアップするというシンプルなものです。
使い方は汚れにスティックのりをつけて約5分たったら洗濯機に入れて回すだけです。
石鹸
最後に石鹸ですが、市販されているもので「ウタマロ」や「ブルースティック」というものがあります。
ウタマロはドラッグストアやホームセンターでも販売されています。最近は注目されているので、石鹸以外に泡タイプや液体のものも売られています。
ブルースティックは横須賀で作られているのですがネットで買うことくらいしか出来ず入手困難です。
ただ、落ち具合はすごいのでこれで洗って解決したというファンも多い石鹸になります。
泥汚れにむかない洗剤とやってはいけないことは?
洗剤を選ぶときに、汚れの種類が大きく3つに分かれることを知っておくと洗剤を効果的に選べて良いでしょう。
- 水に溶けない汚れ(食用油や人体の脂など)
- 水に溶ける汚れ(醤油やジュースなど)
- 水にも油にも溶けない汚れ(泥や墨など)
通常の洗濯で使う洗剤は、水溶性と油性の汚れを落とすためで泥汚れには対応していません。
洗剤コーナーでも見かける泥汚れを落とす専用洗剤は、泥汚れを分解する酵素が入っています。
ネットでよく売れているものの参考価格は、1.5キロで2,700円です。毎日使っても約2ヵ月半くらいもちます。
通常洗剤より強力なため、浸け置き洗いをしなくても洗濯だけできれいにすることも可能です。
ただ気になるのは洗浄力が強力になるということは、その分成分がきついということです。
肌が弱い方、環境問題を気にされる方は、石鹸や独自の方法で洗濯されています。
その中で肌が弱い人や環境問題を気にする人がよく使う物にセスキや炭酸ソーダがありますが、これらは泥汚れを落とすことにはむきません。
また白い靴下やユニホームの泥汚れに漂白剤を使われる方もいますが、漂白剤というのは色素を分解させて白くさせるものです。
汚れを落とすということとは、違うので泥汚れにはむきません。
泥汚れの簡単な落とし方のまとめ
- 泥汚れに水や洗剤の効果は薄い
- 泥汚れは乾かしたほうが落ちやすく、ブラシが効果的
- 洗剤、スクラブ剤入り洗顔フォーム、スティックのり、石鹸で浸け置きする
- セスキや漂白剤は泥汚れを落とすことに向かない
お洗濯は毎日のことなので泥汚れが舞い込んできたら嫌ですよね。
憂鬱になりがちな泥汚れの洗濯も、効果的な落とし方を知っておけば、少しの時間短縮につなげることもできます。
私は昔、サッカークラブを習い事としてやっていました。その監督から親に子供達には汚れた自分の靴下は自分で洗わせるようにと指示がされていました。
よりにもよって一番難関な泥汚れだったんだと面白く思いながらも、おかげで大人になった時に洗濯に対する抵抗がなかったのかもと感謝もしています。
私も子供達と一緒にお風呂に持って入って洗濯する習慣をつけています。洗濯だけでなく自分と同じく将来何かを感じてくれればと考えているからです。
ちょっとした工夫が泥汚れ洗濯を解決するように、アイデア次第で楽しみながら教育の悩みの解決になるかもしれません。