マットレスのカビの落とし方と防止対策!すのことエタノールの予防で赤ちゃんも安心
マットレスにカビの落とし方で悩んでいませんか?
お風呂場のカビと違ってどんな洗剤をどのように使えばいいのか謎な部分が多いですよね。
私もマットレスに黒いカビが生えてしまったことがあり落とし方を知らず困ったことがあります。
特に子供は寝ているとき汗びっしょりです。頭の部分にバスタオルを敷いたり、こまめに干すなどをしても気づけばカビが生えていることがあります。
マットレスにもカビの落とし方があります。一番いいのは予防につとめることです。カビ防止対策を赤ちゃんベッドのカビ原因とあわせてご紹介します。
マットレスのカビ取りと落とし方
年中自宅の中で我々を困らせる存在の一つがカビですよね。どこにでも生えてきて、さらに重要な場所に現れるので困ってしまいます。
特に人生の3分の1と言われる睡眠で利用するマットレスにカビが生えると、健康被害は大きなものとなります。
またマットレスは高額なものが多いため、簡単に買い換えるわけには行きませんよね。まずはカビ取りから始めてみましょう。
カビの落とし方には、カビを殺菌して衛生的にして健康をまもることと、カビの黒い色を取って見た目を良くすることの2つの作業があります。
マットレスのカビを落とし方【殺菌編】
マットレスに生えたカビを殺菌する方法には消毒用のエタノールかオキシドールを使います。
エタノールとオキシドールは、薬局やドラッグストアでだいたい1,000円以下で購入可能です。
購入したエタノールやオキシドールはスプレーの容器に入れ替えて使うのが便利です。100円ショップなどで探しておきましょう。
まずエタノールをカビの部分に湿る程度につけ、少し時間をおきます。目安時間は1時間です。
その後、ぬるま湯につけた布でしっかり拭き取ります。布は固く絞らずお湯で薄めていく感じで叩いて拭き取ります。
拭き取ったらドライヤーで乾燥させ、風通しのいい場所に陰干しします。これでカビの殺菌は終了です。
マットレスの黒いカビの落とし方【塩素系漂白剤編】
マットレスの黒カビの落とし方は、殺菌編と比べると慎重に行わなければなりません。
その理由は強い塩素系の漂白剤を利用するためです。マットレスに付いた黒いカビは塩素系漂白剤でなくては落ちません。
この塩素系漂白剤は強力なのでちゃんとすすぎを行わないと接触する皮膚に悪い影響を与える可能性が高いです。
もともと皮膚に接触する衣類の漂白剤は、素材を痛めないためにも塩素系よりもやさしい酸素系漂白剤がほとんどです。しかし黒いカビに使うには弱すぎます。
そこでおすすめは、キッチン泡ハイターです。塩素系漂白剤と聞くとカビキラーなどで有名なお風呂用の漂白剤と思った人もいるでしょう。
しかしお風呂用の漂白剤はカビ臭さをなくすために「香料」が強いものが多く、また「粘り気」が強いものも多いです。
マットレスに使うには香りも粘りも無い方が、拭き上げる時などで楽になるのでキッチン用の漂白剤の利用をオススメします。
ただし、マットレスの生地が傷んでしまうことは避けられません。柄の色落ちや、傷んでもいい人だけ使用してください。
まずキッチン泡ハイターを黒い斑点に染み込むくらいつけて、色が落ちるのを待ちます。
次に色が落ちたことを確認したら、しっかり拭き取ります。
拭き取り方はお湯タオルでキッチン泡ハイターをつけた場所を、こするよりは叩くように拭いてください。
お湯タオルの水分がマットレスに移ったら、今度は乾いたタオルで叩くように拭きます。
この方法でお湯でキッチン泡ハイターを薄くし、その水分を乾いたタオルで除水します。漂白剤の香りがなくなるまで繰り返してください。
キッチン泡ハイターが取れたら、乾かして終了です。乾かした後も香りや手触りを確認して漂白剤が付いているようなら、再度お湯と乾いたタオルで拭きとってください。
マットレスの黒いカビの落とし方【カビソフト除去スプレー】
キッチン泡ハイターでの黒いカビの取り方が大変、とても行う勇気がない、でも黒いカビを取りたいという方はカビソフト除去スプレーを試してみてください。
カビソフト除去スプレーはカビ除去専用のカビ取り剤になり、木材や畳、布のカビ取りも行えます。
ただし布製品では色を漂白してしまう可能性が高いので、必ず目立たない部分でテストを行うか、色落ち覚悟で行いましょう。
使用方法はかなり簡単で、黒いカビ部分へスプレーし30分放置するだけです。それでもカビが落ちなければさらにスプレーして30分放置、これを落ちるまで繰り返します。
私のマットレスは3回目で黒いカビが見事に落ちました。口コミの中には6回で落ちたというものがあるので、スプレー回数は黒いカビの大きさなどに左右されます。
このカビソフト除去スプレーは、スプレーして黒いカビが取れたら乾燥させるだけでOKです。キッチン泡ハイターよりも楽ですね。
お値段は1,200円で、楽天で購入が可能です。ぜひ試してみてください。
マットレスのカビの落とし方【専門業者・クリーニング】
マットレスのクリーニングをやっている専門業者もいるのでカビ落としを依頼することも出来ます。
さらにマットレスを送るのではなく自宅に来てくれて、洗浄から乾燥まで即日仕上げしてくれる業者もいます。
ある業者のクリーニングの方法ですが、マットレスをチェックし部分的な汚れの場所を確認して、掃除機やブラッシングをかけ、天然成分の自社洗剤を塗っていきます。
その後は100℃のスチームでマットレスを高温洗浄し、バキュームでマットレスの洗剤や水分を吸い出し、機械で乾燥させて終了です。
特集されていたテレビではバキュームで吸引した汚水が映っていましたが、青汁のような色でした。
金額ですがホームページでは要相談ということになっています。まずは相談して見積もりを出してもらいましょう。
また、黒いカビは完全に除去できない可能性があると紹介がありますが、写真ではカビの跡もキレイに取れていました。
マットレスのカビ防止と対策方法
マットレスのカビの落とし方を知ったからといって安全ではありません。
なによりもカビをマットレスに生えさせないに越したことはありません。
落とし方の次はマットレスのカビ防止と対策をご紹介します。まずはオススメのカビ防止グッズです。
すのこ・除湿マット
すのこと除湿マットは一緒に使います。どちらか片方では効果は期待できません。
除湿マットは、1〜2週間に1度は干して湿気を取り除いてください。除湿マットの値段は幅があり1,000円代からあります。マットレスにあったサイズや好みの素材を選びましょう。
除湿マットは洗濯機で丸洗いできるタイプもあります。私は何でも洗濯したいタイプなのでこのタイプを使っています。
すのこにもいろいろな形状と素材があるので自分にあったものを選びましょう。
例えば素材がヒノキなら消臭効果が期待できますし、桐は軽量な木材なので移動などが楽です。杉のすのこは低価格なものが多いので家族が多く、家族全員のすのこが必要な家庭に向きます。
また無印良品でよくみかけるパイン材は柔らかい木材です。独特の香りが好きだという人もいますし逆に苦手な人もいるので注意が必要です。
どれも一度、現品を確認してから購入することを強くオススメします。
ベッドシーツやベッドパット
使っていない家庭のほうが少ないと思いますが、マットレスに直接眠るのはカビを考えると危険です。
CMでも有名ですが、人間は寝ている時にかなりの汗をかきます。マットレスに直接寝ていると、マットレスがその汗を吸収するのでカビが発生しやすくなってしまいます。
ベッドシーツやベッドパットを使えば、その部分を取り外せて洗ったり干したりできるので汗からマットレスを守ることにつながるのです。
カビ対策方法
マットレスは必ずベッドなどの上で使用してください。フローリングの上で直接使用することはやめましょう。
床に直接マットレスを設置すると通気性が損なわれるのでカビの原因につながります。
同じ理由でマットレスは壁にぴったり付けないようにしてください。またマットレスは定期的に表と裏、上と下を交互に使用しましょう。
人間は寝ている時に汗を全身から一定に出すわけではありません。
かきやすい部分が頭や首筋になりますし、枕で蒸れやすいので、マットレスの上下を入れかえたほうがカビ対策になります。
赤ちゃんのマットレスにも注意!
ベビーベッドはカビが生えやすいので注意が必要です。
カビが生えやすい原因は、ベビーベッドの床板が合板のためマットレスとの間に湿気がたまりやすくなっているためです。
またベビーベッドではマットレスを敷きっぱなしのことが多いこともカビの原因です。できるだけ、すのこを使って床板とマットレスの間に空気を入れましょう。
他にも赤ちゃんのお部屋に加湿器を置いている場合は注意が必要です。実はその加湿器も、掃除をきちんとしていないとカビの原因になる事があります。
赤ちゃんのためと加湿器を使う場合には、加湿器をきちんと掃除する、そして加湿のしすぎによるカビの発生にも注意しましょう。
簡単なカビ対策としてはマットレスとすのこの間に、バスタオルを敷き湿気を吸収させることがあります。
赤ちゃんのカビ対策も基本は大人と同じですが、背中を中心とした皮膚に異常がないかを気にしてあげてください。
マットレスのカビの落とし方と防止対策のまとめ
- マットレスのカビの殺菌はエタノールかオキシドール
- 黒いカビにはキッチン用塩素系漂白剤、使用後は最後にちゃんと拭き取る
- すのこや除湿マット、シーツとベッドパットで通気性と洗濯の対策をする
- ベッドの設置方法にも注意してカビ対策
- 赤ちゃんのベビーベッドや加湿器もカビの原因になるので注意
子供は本当に汗をかきます。汗をかいている子供の寝顔を見ていると、子供には常に安心してきれいなマットレスで寝てもらいたいと思います。
カビの予防はこまめに湿気を取ることから始まります。湿気取りのグッズを使って予防していきましょう。