ソファの掃除は掃除機と重曹で臭い取り!布や革や合皮のコツ
ソファの掃除方法で重曹を使った方法をご存知ですか?掃除機を使った方法で臭い取りも簡単に行えますよ。
1日の終わりにごろりと転がってリラックスしたり、お友達やお客様を招いてお茶を飲みながらお話したりと、私たちの生活には欠かせないのがソファです。
しかしそれだけ欠かさず利用しているので日ごろのお掃除はなかなか行えませんよね。
ソファは直接肌に触れるため、汗や垢などの汚れがつきやすく、また食べカスやほこりが隙間に溜まりやすく、こまめにお掃除しないとダニや雑菌の温床となってしまいます。
ですがソファは大型の為、丸洗いが出来ないのでお掃除が難しいですよね。特にお茶やコーヒーをこぼしてしまい染みがついたときは焦ります。
そんな掃除が難しいソファを、きれいに保つためのお掃除方法を、布や革や合皮といった素材別にご紹介したいと思います。
布ソファの掃除方法と臭い取り
布のソファは質感が柔らかく肌触りが良いのですが、汗などの水分を吸収しやすく、また臭いがつきやすい素材です。
なので汗をかいた時や外出先から帰ってきた時は、室内着に着替えてから座りたいところですが、疲れている時ほどダイブしてしまうものですよね。
またソファに腰掛けない日なんて無いくらいあれば利用してしまうのでさらに汚れはつきやすいと言えます。毎日使うソファですから適切に掃除をして清潔に保ちましょう。
乾いた汚れの布ソファの掃除方法
乾いた状態の布のソファ掃除には、重曹と掃除機を使用します。まず掃除機を使用して隙間にたまったゴミをお掃除していきましょう。
掃除機のヘッドは、通常のものを使用すると、表面の布を傷つけてしまいますので、ブラシのノズルを取り付けます。布の表面を優しくなでるようにお掃除し、隙間に入り込んだ細かいゴミを取り除いてください。
その後にソファ全体に重曹をまきます。重曹には消臭効果がありますので、重曹をまくことで布ソファに染みついた嫌な臭いを消臭してくれます。そのまま一晩放置して、翌朝掃除機で重曹を吸いとりましょう。
これだけでソファのゴミと臭いを取り除くことができるので簡単ですよね。
また毎日の就寝前に重曹スプレーをソファ全体に振りかけると、手軽に消臭効果が期待できますので、毎日のお手入れには重層スプレーを使用することがオススメです。
重曹スプレーは水500mlに対して重曹を大さじ1で作ることが出来ます。あとはスプレーボトルに入れて使ってください。
ファブリーズのCMでは、ソファに汗や食べこぼしがついて雑菌の温床になっている様子が映し出されていますが、特に布ソファは汚れや臭いがつきやすく、臭いが蓄積すると落とすのが難しくなってしまいますので、毎日お手入れされることをオススメします。
ドラッグストアやスーパーでは、様々な消臭・除菌スプレーが売っていますが、ペットや小さいお子さんがおられるご家庭の方は、人体に悪影響のない重曹を使用してお掃除すると安心です。
こぼした汚れの布ソファの掃除方法
ソファの上でジュースをこぼしたり、コーヒーをこぼしたりはよくあることです。その場合も慌てずに掃除を行いましょう。
まずジュースやコーヒーをこぼした部分を、すぐに吸いだすようにやさしく抑えて拭いてください。拭くのはキレイなタオルやキッチンペーパーを利用しましょう。
次に住居用中性洗剤を水で薄めて、タオルなどにつけてやさしく叩くように拭いてください。洗剤を使って拭いたあとは必ず水拭きを叩くように行い、仕上げに乾拭きを行いましょう。
洗剤で拭いたまま放置するとソファを痛めてしまうので必ず水拭きと乾拭きをやさしく行ってください。
布ソファの黒ずみや油汚れを取る方法
布ソファに皮脂がつくとだんだんと黒ずみが発生していきます。特に肘や手が触れやすいアーム部分は年月とともに黒ずみが現れやすいものです。
この黒ずみにはベンジンが効果的です。少量のベンジンを雑巾や布に含ませて軽く叩くように拭き取ってください。
最後には水拭きを行ってから乾拭きをして乾燥させれば完了です。ムラとなりやすいのでぼかす程度と考えてください。
布ソファをクリーニングに出す頻度
布ソファの中にはカバーが外せるタイプがあります。カバーが外せるのであれば年に1度はドライクリーニングに出すことをオススメします。
もちろん年に1度クリーニングに出す場合でも定期的な掃除は行ってください。
合皮ソファの掃除方法
汚れがつきにくく耐久性のある合皮は、ソファでも人気な素材です。ですが汚れがつきにくいとはいえ、特に白っぽいソファは定期的にお掃除を行わなければ黄ばみがついてしまいます。
必要なもの
- 洗濯用洗剤(液体)
- 雑巾
- キッチンペーパー
- 重曹水
- メラミンスポンジ
やり方
- 液体タイプの洗濯用洗剤を水で薄めます
- 雑巾に作った洗剤水をつけて固く絞りソファ全体をこすります
- ボールペン汚れなどの部分汚れはキッチンペーパーに洗濯洗剤をひたしてしばらくパック
- パック後は洗剤を水拭きしてよくとります
- それでもとれない場合は重曹水とメラミンスポンジを使って念入りにこする
- 必ず最後に水拭きをしてから乾拭き、乾燥させる
事前に目立たない場所で色落ちなどしないか確認してください。
基本的に部分的な汚れが気になる場合は、キッチンペーパーに洗濯洗剤をひたしたパックすると、洗剤の界面活性剤成分で汚れが浮き上がり落ちやすくなります。
ただし長年放置してなかなか落ちない汚れには、重曹水とメラミンスポンジが効果的なので試してみてください。
白い合皮の場合は問題ない場合が多いですが、カラーの場合は色落ちしてしまう可能性がありますので、注意が必要です。また合皮に掃除機をかけると傷つける可能性が高いので掃除機の使用は控えたほうが良いです。
合皮のソファは経年劣化によるひび割れは避けられないものです。掃除をしてもひび割れが気になる場合は布カバーでおしゃれに隠したりしましょう。
また新品の合皮ソファの時に、同じ場所に座らないことで長持ちさせることも出来ます。せっかくなので長期間使えるように座る位置にも注意してみましょう。
革ソファの手入れの仕方
革のソファはオシャレで高級感がありますが、革は熱や水に弱く取り扱いが難しいので、お掃除を行う際には注意が必要です。
革は水分を吸収しやすく、水分を含むとシミになってしまいますので、合皮のように洗剤を使った水拭きは基本NGです。飲み物をこぼしてしまった場合はすぐにふき取り、扇風機などを使用して乾燥させるようにしましょう。
また革ソファのお掃除には、中性洗剤、除光液、漂白剤、ハンドクリーム、シンナーなどの使用は革を傷めてしまう恐れがありますので全てNGです。汚れがついてしまった場合は、専用のクリーナーを使用しましょう。
専用のクリーナーを使用する場合でも事前に目立たない場所で使ってみて問題がないかを確認して下さい。
専用クリーナー以外にはセスキ炭酸ソーダを利用した掃除方法もあります。やり方は以下のとおりです。こちらも目立たない部分で試してから行ってください。
必要なもの
- ハンディモップ
- マイクロファイバークロス
- メラミンスポンジ
- セスキ炭酸ソーダ水スプレー(※セスキ小さじ1:水500ml)
- 掃除機
やり方
- ハンディモップで表面のホコリを払いとる
- クッション類など外せるものは外して隙間に掃除機をかける
- 汚れやベタベタする部分にセスキ炭酸ソーダをスプレーする
- マイクロファイバークロスでスプレーした部分を拭き取る
- 全体を水拭きする
- 目立った油汚れや手垢などはメラミンスポンジでこする
掃除機を使う場合は直接革に触れると痛めてしまうので触れないように気をつけてください。
革ソファは大変デリケートなため、状態を保つには日々のお手入れが必要です。ホコリはためないように週に1度はお手入れを行ってください。
お手入れ方法は上記以外にブラッシングをやさしく行なうことも効果的です。
掃除機まで終わったらマイクロファイバークロスでから拭きをするだけでも取り除ける汚れもあります。
それでも落ちない汚れは、柔らかいタオルをぬるま湯につけちゃんと絞り、その後やさしく叩くように拭き上げて、それでも汚れが気になる場合にセスキ炭酸ソーダやメラミンスポンジを利用してみてください。
またぬるま湯ではなく専用クリーナーを利用してもOKです。最後に定期的にプロテクト剤を塗って保護しましょう。
革ソファは汚れを完璧に取ることはほぼ不可能です。なので日常的な掃除を行い、その上で専用クリーナーを利用してプロテクト剤でつやを出すようにしましょう。
つやを出せば革の年月を楽しむことができるので、おしゃれに利用することが出来ます。
ソファの掃除と臭い取り!布や革や合皮のコツのまとめ
- 布ソファは重曹をかけ掃除機で臭い取り、毎日の重曹スプレーも効果的
- 布ソファの濡れた汚れは薄めた住居用中性洗剤、黒ずみにはベンジン
- 合皮ソファには薄めた洗濯用洗剤、ひどい汚れは重曹水とメラミンスポンジ
- 合皮ソファのひび割れは避けられない
- 革ソファに洗剤は痛めるのでNG
- 革ソファの汚れが気になる場合はセスキ炭酸ソーダを利用
- 革ソファは日々のお手入れとプロテクト剤で風合いを楽しむようにしよう
生活に欠かせないソファですが、汗や皮脂、食べカスなどの汚れがつきやすく、放置してしまうとダニや雑菌の温床となってしまいますので、こまめなお掃除が必要です。
布ソファは子供やペットがいる家庭では、傷が目立ちにくいので人気が高いのですが汚れが入りやすいのでペットの毛などの汚れが入りやすいのが難点です。
こればかりは掃除でカバーするしかありません。ソファは高価な家具ですし、大型の為捨てるにもお金がかかってしまいますので、美しい状態を出来るだけ長く保ちたいものです。
ソファをお掃除される際には、素材によって特徴がありますので注意しておこなてください。
また必ず見えない部分で確認を行ってからお掃除しましょう。お部屋の中心部にあるソファはお部屋の顔といっても過言ではありませんので、常にキレイに保ってあげてください。