木材・木部にできたカビ取りの方法と予防!窓枠の効果的な掃除のコツ
木造建築の家やログハウス、さらに窓枠が木でできているものなど、家の中に木材や木部でできているもの多いですよね。
他にもタンスやテーブル、椅子など、木材の家具製品はたくさんあります。昔ながらの日本家屋であれば、柱やドア、雨戸も全て木でできていることも。
しかし!木材にいつのまにか白や黒いものがついている…それカビの可能性があります。
昔のように家のように、夏は風通しをよくして窓やドア全開!であればカビが生える可能性は低くなりますが、最近の家はエアコンを使うので、あまり窓を開けないことも多いですよね。
さらにマンションなども気密性が高いため、湿気がこもりやすいことも。カビが生える原因となることが多いです。
では木材・木部にできたカビ取りの方法で効果的なものにはどんなものがあるのでしょうか?窓枠や家具など木材・木部でできた箇所にカビが生えてしまった場合の、効果的な掃除のコツをご紹介します。
木材・木部にできたカビ取り方法とコツ
久しぶりの晴れの日なんかは窓を全開にして空気を入れ替えると気持ちがいいですよね。でも足元を見てください、窓枠の木材・木部が汚れていませんか?もしかするとそれはカビかもしれません!
また木材家具の後ろは大丈夫ですか?引っ越ししたときから移動している人は少ないので木材家具の後ろにもカビの温床となっていることがありあmす。
何かの拍子で木材家具の後ろを見てみるとカビが…新調した家具でなくても悲しくなってきますね。
このまま放置しておけば当然そのカビたちを吸い込んで生活を送るはめに!!急いでカビ取りを行う必要があります。
木材・木部にできてしまったカビ取りの方法には以下の様な方法があります。カビは人体に有害ですので必ず「マスク」「ゴム手袋」「メガネ」を装着してから行ってください。
エタノールorオキシドールを使った木材・木部のカビ取り方法
- カビにエタノールorオキシドールをスプレー噴射
- スプレーしたところが乾いてから乾いた布で拭き取る
カビはエタノールやオキシドールで滅菌できます。また濡れたまま拭きとってはカビの色素が広がる可能性があるので、必ず乾いてから拭き取るのがコツですよ。
窓枠などは結露などで水が多い場所なので、必ず乾かしてから拭き取りましょう。
漂白剤を使った木材・木部のカビ取り方法
エタノールorオキシドールより強力に取り除く方法の中に、漂白剤を利用しサンドペーパーで削り取る方法があります。エタノールorオキシドールで取りきれなかった場合に利用し掃除するといいでしょう。
ただしこの方法にはリスクが有ります。木材・木部に漂白剤を使うと繊維を破壊してしまうためザラザラになったり変色してしまう可能性が高いです。
また削りとってしまうのであからさまに周りと違った見た目になってしまう危険性もあります。DIYが好きな人やそうなっても構わない人向けの方法です。
実際に木材についたカビ取りを削りとったことがありますが、やはり他の部分と見た目が変わります。カビをそのままにするよりかは良いと思ったので実行しましたが、外観を気にする場合はおこなわない方が良いかもしれません。
利用する漂白剤は「酸素系漂白剤」を利用しましょう。その方が木材を痛めにくいので塩素系漂白剤よりおすすめです。
- 漂白剤で濡らした布をかぶせて上からサランラップを付ける
- 乾かしてからサンドペーパーで丁寧に削る
状況によっては漂白剤のみでサンドペーパーで削らなくてもいいくらいキレイにカビを取り除くことができます。
さらに賃貸の場合もなかなか削るのは難しいですよね。その時は無理に削らないでおきましょう。
専用のカビ取り剤を使った木材・木部のカビ取り方法
カビ取り剤の中でも木材・木部専用のカビ取り剤が通販で販売されています。利用方法はスプレータイプなので噴射して30分放置する、これを何度か繰り返すだけのです。必ず目立たない部分でテストしてから行ってください。
コストもそんなに高くはありません。健康には変えられないのでエタノールや漂白剤を使うよりも確実になるべく痛めずカビ取りを行いたい場合、は楽天など購入してみましょう。
もちろん使用上の注意を守ってくださいね。
プロの専門業者が行う木材・木部のカビ取り方法
プロの専門業者はどのように木材・木部のカビ取りを行っているのかというと、いろいろな方法があるようです。その中でも古くから使われてきた技法が「灰汁洗い」というカビ取り方法になります。
「灰汁洗い」とは木材・木部に付着した汚れ、シミを浮き上がらせてとってしまう方法です。お寺だけでなく住宅も木造ばかりの日本では「灰汁洗い」の専門家「洗い屋」という職人がいたそうです。
そうでないといろいろな木造建築の世界遺産が今も綺麗に残っていないですよね。
昔はアルカリ性である「灰汁」をかけては浮き上がらせ洗い流していたようですが、現代では専用の洗剤を機材で噴射し泡が出たら洗い流すor水拭きをする、この作業を何度も繰り返して行います。
木材・木部をなるべく痛めないよう丁寧に行うのでかなり時間を要する作業になっています。自分でカビ取りができなかった、もしくは不安がある場合は依頼してみるといいでしょう。
木材・木部のカビ予防をする
木材・木部のカビ取りを行った後は予防に努めましょう。気をつけていると意外と簡単に予防することができますよ。
窓枠や木製家具の後ろのカビは広範囲になるので生活に影響が大きいですし、カビ取りをおこなうのも大変。他の場所のカビ予防にもつながるのでしっかり行いましょう。
木材・木部の窓枠のカビ予防
- 窓に結露防止フィルターや結露給水テープを貼る
- こまめに窓の結露を取り除く
- 除湿機を使う
- 窓を開けて換気をする
- カビを見つけたらすぐに拭きとる
木材・木部の家具のカビ予防
- 北側など湿気が多い部屋になるべく大型の家具を置かない
- 家具を壁から5cmほど離して設置する
大型の家具を北側に置くことって意外と多いです。陽の光が入る場所は窓があるので置けないことが多いですし、家具は部屋の隅におくことが多いですよね。
しかも部屋を少しでも広くしたいのでピッタリと壁につけることも多いです。しかしそうすると、壁や家具にカビがつくことも多い…長いこと家具を動かさずに家具の後ろを見るとカビが生えてたことがありました。
そうならない為にも、家具を置く時は少し壁から離すこと。そしてあまり家具を密集させないことが大切ですよ。
もし壁紙やクロスにカビが生えていた場合はこちらの記事に壁紙やクロスのカビ取り方法を紹介しています。
木材・木部もカビ取りのコツのまとめ
- エタノールorオキシドールを使ってカビ取りを行う
- 傷むこと覚悟なら漂白剤とサンドペーパー
- コストが掛かってもいいなら専用洗剤or専門業者
- 除湿機などで日頃から予防する
日本は木造住宅が多いので木材や木部にできるカビに悩まされている人は多いですね。昔から本当にカビ対策が大変だったと思います。
管理人もカビの多いマンションで暮らしていた時に家具の後ろがカビにやられて泣く泣く捨ててしまったことも有ります。お気に入りだったので「あの時に木材・木部のカビ取り方法や予防を知っていれば」と悔やんでもくやみけれません。
木材カビの簡単な予防法としては除湿機が一番。特に梅雨の時期や雨が続く場合は湿度が高くなるので、こまめに除湿機をかけて部屋の湿度を下げましょう。
あまり使わない部屋は特にカビが生えることが多いです。実際にカビが生えたのはあまり使わない部屋でした。
子供が卒業して家を出たけど部屋はそのままにしている、タンスを並べておいてある衣装部屋はあまり窓を開けることがない、などいろいろな理由からあまり普段使わない部屋はありますよね。
そういう部屋こそ除湿機を多めにかける。そして晴れた日には窓をあけて換気をしましょう!