子供の抜けた歯はどうする?ケースと屋根ならどっち?飲んだ場合は大丈夫?
子供の抜けた歯をどうしていますか?屋根に投げたりケースを使った方法がありますがどれがいいのでしょうか?
子供の成長を感じる瞬間はたくさんあると思います。その中で乳歯の生え変わりは、大人の歯になっていく、微笑ましくも頼もしい成長ですよね。
この抜けた歯ですが私が子供の頃には、外に出て屋根に向かって投げるという風習がありましたが現在はどうなのでしょうか?抜けた乳歯の対処方法を飲んだ場合とあわせてご紹介します。
子供の抜けた歯はどうする?屋根の風習・習慣と医療
子供の歯が抜けた場合はどのようにしていますか?私は子どもの頃、抜けた歯を屋根に向かって投げていたのですが、これにはもう少しルールがありました。
そのルールが上の歯が抜けた時には縁の下に向かって投げる、下の歯が抜けた時には屋根に向かって投げるというものでした。
私の子供にもなんとなく強く頑丈な歯が生えてきますようにという理由でこのような風習にならって行ったのですが、調べてみると様々なやり方ありました。
屋根や縁の下に投げる・屋根から投げる
一番定番の風習ですね。下の歯を屋根に投げて上の歯を縁の下に投げるようなルールになっています。私の実家もこの風習で親も私も、子供も皆同じように投げていました。
地方によっては投げる場所がトイレの屋根や溝など限定されていたり、流しの下だったりと様々です。驚いたことに上の歯はトイレに流す地域もあると言われています。
太陽にむかって投げる
中近東の国々で見られる歯が抜けた時の風習です。太陽は朝日に限定されていたり、歯を布などで巻いたりとこちらも国によって若干の違いがあります。
枕の下において眠る
欧米の抜けた歯に対する風習で翌朝起きるとコインに変わっていると言われています。コインに交換してくれるのは妖精です。どこの国でも親御さんは頑張っています。
ネズミの巣に入れる
ロシアなどで見られる抜けた歯の風習です。ネズミは歯が丈夫なのでそれにあやかっているのだとか。ちなみにネズミの巣は温かい場所に作られることが多いです。
例えば物置や電化製品の背面、または屋根裏などにあります。子供のためとはいえ、探すことから一苦労しそうですね。
パンに入れて動物に食べさせる
食べてもらう動物は、ネズミが良いそうです。一番よくないのは犬で、食べられると見た目が良くない黄色い歯が生えてくると言われています。ネズミはいろんな国々で人気が高いですね。
メッキを付けてアクセサリーにする
チリなどでは抜けた歯にメッキをつけてアクセサリーにする風習があります。抜けた歯に穴をあけたりして加工するようです。実際に歯のアクセサリーを作成するデザイナーがオーストラリアで活動しています。日本でも流行になるかもしれませんね。
病院に持って行き歯医者でみてもらう
自然に抜けたのに歯医者?と疑問に思う人もいるかと思いますが、抜けた歯は一度歯医者で診てもらうことをオススメします。
その理由は磨き残しなどを指導してもらえるからです。歯みがきのクセは一度ついてしまうとなかなか取れないものなので小さな頃から把握しておきましょう。
炭酸飲料につけてしつけに使う
子供たちが大好きな炭酸飲料ですが、虫歯の原因としてよく取り上げられますよね。親としては心配なので控えるように言うのですが聞く耳を持ってくれません。
そんな時に抜けた歯を炭酸飲料につけこんで溶ける姿を見せるそうです。百聞は一見にしかずで控えるようになったそうです。
保管する
抜けた歯は保管するようにしている人がたくさんいます。最近では保管用のケースが販売されているので購入もオススメです。
保管しておくことが気持ち悪いと感じる人も多くいますが、親側からすると思い出としてとっておきたい人も多いようです。
子供の抜けた歯の風習や習慣のまとめ
その家庭や地域によって、やり方に多少の違いはあるようですが抜けた歯を特定の場所に向かって投げるというやり方が昔ながらの風習となっています。
子供の抜けた歯を投げる理由は共通していて、新しく生えてくる歯が強く丈夫でキレイなものになるよう願ってのことです。さらに投げるときには鬼やネズミ、カラスやリスといった歯が丈夫な存在に願いをかける風習がほとんどです。
世界中でこれだけ共通項が多いのは、やはり子供の成長を願う親の思いは万国共通ということでしょうね。この気持ちは風習を気にしない人も同じなのでしつけに使ったり、歯医者に連れて行ったりしています。
歯は一生物なので丈夫に育って健康であってもらいたいものです。そのためにも子供の歯が抜けた時には注意も必要になります。
乳歯が抜けたあとの歯茎の部分を見てみると、抜けた直後は歯茎に小さなが穴があいていて、ほんのり血が滲んでいる状態になっています。
その部分はとても敏感になっており、炎症を起こしやすかったり細菌に感染する恐れもあります。
抜けた後に気になって触ってしまうお子様には、少し様子を見守ってあげるのが良いでしょう。又、刺激の強い食べ物は避けたり、歯磨きにも気を付けながら行う必要があるので注意してみてください。
風習だけではなく、医療でも子供の歯を守ることが大事です。せっかく日本にはたくさんの歯科クリニックがあるのですから、抜けた時は積極的にみてもらうほうがよいでしょう。
子供が抜けた歯を飲んだら?大丈夫?
子供の乳歯が抜けそうになるといつまでもぐらぐらして、なかなか抜けない時ってありますよね。そんな状態でご飯を食べている時などに、気づかず一緒に飲み込んでしまうなんて事もあるでしょう。
子供の誤飲は気を付けないと、死に至ることもある恐ろしいものだという思いがあるので、慌ててしまう方もいるかもしれません。ですが、歯を飲み込んでも大丈夫です。
もともと体の中にあったものなので、飲み込んでも害はありません。胃や腸の消化液が、ある程度は溶かしてしまうので、数日で排泄されるでしょう。それでも心配な方は、歯医者さんへ相談してみましょう。
子供の抜けた歯を保管する方法
風習にならって子供の歯の成長を願う方もいれば、もったいないから大切に記念として保管しておきたい人もいます。
最近では、どこの歯が抜けたかわかるように1つ11つ収納できるデザイン性のあるケースが主流になっており、名入れが出来たりと出産のお祝いなどにも贈られています。
ただし保管するときには注意が必要です。抜けたばかりの歯には、血液やたんぱく質がついているためそのまま保管してしまうと、そこから雑菌が入り込んでしまい、きれいな状態を保つことが難しくなってしまいます。
そこできれいに保管する為にオキシドールを使用します。抜けた歯をオキシドール液に漬けると、しゅわしゅわと泡が出てきて汚れを溶かしていきます。このまま一晩漬け置きし、綿棒で優しく拭き取ります。
最後に水で洗い流すと、真っ白できれいな歯になっています。大切なお子様の成長の証ですから、ぜひきれいな状態で保管してみてください。
子供の抜けた歯はどうする?のまとめ
- 子供の抜けた歯は風習で屋根や軒縁の下に投げる事が多い
- 世界中で投げるなどの風習があり、場所や対象が様々
- 風習ではなくしつけに利用したりにケースに保管する人もいる
- 保管する場合はオキシドールを使うのがオススメ
- 抜けた場合は歯医者にいくこと、磨き残しなどがわかるし治療もできる
- 子供が乳歯を飲み込んでも基本は大丈夫、気になるなら歯医者へ
歯は一生の健康を左右します。永久歯になると歯が再び生えてくることはありませんし、毎日の食事にかかすことが出来ない人体の重要な部位です。
そんなことから、昔からの願いをこめた風習が残っているのかもしれませんね。現代では医療も発達しているのでより歯を守ることができます。
ただし文明も発達しているので、古来よりも歯のリスクも増えています。乳歯が抜けるということは子供にとってある意味最初の歯のイベントです。ぜひその機会に歯を大切にすることを意識させるようにしたいものです。