エアコン除湿と除湿機!洗濯物を乾かすのに安い電気代はどっち?

エアコン除湿と除湿機の電気

夏の梅雨はホントに大変、エアコン除湿や除湿機が必須の時期です。

特に洗濯物がなかなか乾かないし…まぁ現代は家電製品が優秀なので助けてもらってます!

本当エアコンや除湿機は便利ですよね~…でもあれ電気代はいくらなの?エアコンと除湿機ってどっちが安いの?って気になりませんか。

エアコン除湿も除湿機も家電製品なので、当然電気代が発生しています。2つの電気代を確認して、お得な方で洗濯物を乾かすことに使いたいですよね?

でも電気代を調べる方法なんてあるの?と思った人もいると思います。

大丈夫!ある程度であれば、ご自宅のエアコン除湿と除湿機のどちらも、どのくらいの電気代が発生しているか確認できます。

ただ便利だから使うよりも、どうせならお得に使ってあまったお金でなにか買っちゃいましょう!

スポンサーリンク

エアコン除湿と除湿機の電気代を計算する方法は?

エアコン除湿と除湿機の電気代を計算しないことには、どちらが洗濯物を乾かすのにいいのかはわかりません。

まずは電気代を計算してみることにしました。

家電製品の電気代の計算式は【消費電力(kW)×新電力料金目安単価(円/kWh)×使用時間(h)】となります。

消費電力(kW)とは読んで字のごとく、その家電がどのくらい電力を消費するのかというのを数字で表したものです。

また1kWは1000Wとなり、1kmが1000mなのと同じですね。取扱説明書や家電本体にkWかWが記載されていますので確認してみてください。

新電力料金目安単価(円/kWh)は目安価格のことです。

電気料金は時期や地域によって違うので、目安価格でカタログなどの表示を統一されています。2015年現在は27円とされています。

使用時間は1時間単位となるので、1日なら24時間で計算します。

でも自分で計算するの面倒ですよね。こんな計算式があってもよくわからない…

そこでだいたいの除湿機、エアコン除湿の電気代を計算しました!参考にしてください

除湿機の電気代の計算

除湿機の種類は大きく分けて「コンプレッサー方式」「デシカント方式」、両者をあわせた「ハイブリットタイプ」の3種類です。

今回は電気料金を安くすることに着目しているので、1番消費電力が小さいコンプレッサー方式で計算します。

コンプレッサー方式の消費電力はだいたい250Wになるので、この状態で1時間連続利用したとすると

0.25(kW)×27(円/kWh)×1(h)=6.75円となります。

エアコン除湿の電気代の計算

エアコンは畳単位で消費電力が違います。

この消費電力なんですが、エアコンでは冷房能力(kW)と一緒に記載されているので混合しやすいので注意が必要です。それぞれ1時間あたり、以下の電気代です。

  • 6畳:0.44(kW)×27(円/kWh)×1(h)=11.88円
  • 8畳:0.5(kW)×27(円/kWh)×1(h)=13.5円
  • 10畳:0.56(kW)×27(円/kWh)×1(h)=15.12円
  • 12畳:0.72(kW)×27(円/kWh)×1(h)=19.44円
  • 14畳:0.8(kW)×27(円/kWh)×1(h)=21.6円
  • 16畳:1.04(kW)×27(円/kWh)×1(h)=28.08円

 

エアコン除湿と除湿機で洗濯物はどちらが先に乾くか比較

エアコン除湿と除湿機で洗濯物

上記の計算で数字だけ見ると、除湿機のほうが電気代が安いとなりますが、そうとも言い切れません。

と、いうのも洗濯物が乾くスピードが入っていないからです。

では洗濯物はエアコン除湿と除湿機、どのくらいで乾くのでしょうか?

調べてみると他の家電と一緒に、東京電力がデータを公開していました。

・ヒートポンプ式洗濯乾燥機:2時間9分

・エアコン:2時間46分

・エアコン+扇風機:2時間

・除湿機(コンプレッサー方式):3時間49分

・扇風機:7時間5分

・なにもなし:8時間を経過しても乾燥せず

乾くスピードを見るとエアコンのほうが除湿機よりも速いです。その差は1時間以上なので、その分の電気代が結構掛かりそうですが…

では、上記の乾燥時間に電気代をあわせて計算すると、結果は以下のとおりです。

  • エアコン6畳:32.86円
  • 除湿機:25.76円

エアコン除湿と除湿機の電気代対決は…除湿機の勝利でした。

時間差1時間を、ものともせずに見事な勝利です。つまり、あなたの部屋でエアコン除湿と除湿機があった場合、除湿機を利用したほうが洗濯物を乾かすのにはお得です。

ところが、ここで大穴が登場します!それは「扇風機」を併用すること!!

上記の乾燥時間を見ると、「エアコン+扇風機」が2時間とかなり短くなっています。

ヒートポンプ式乾燥機ですら2時間9分かかっているのに9分も短縮できています。扇風機の消費電力は20~50Wなのでかなりお得です。これを40Wで電気代を計算すると

0.04(kW)×27(円/kWh)×1(h)=1.08円になり、さらに乾燥時間2時間で計算すると2.16円、これにエアコン6畳の2時間分の電気代23.76円を合わせると25.92円になります。

これは除湿機の25.76円にかなり近いです。さらに除湿機では3時間49分かかっている乾燥時間が2時間ですみます。

エアコン+扇風機を加えて比較してみましょう。

  • エアコン6畳:32.86円
  • 除湿機:25.76円
  • エアコン+扇風機:25.92円

総合すると、乾燥時間と電気代を考えると、「エアコン+扇風機」の勝利!ですね。しかし少しでも安くというのであれば除湿機です。

無理に除湿機を買わなくてもエアコンがあれば、安い扇風機を購入したほうが初期コストも抑えられてお得ですね。

スポンサーリンク

エアコン除湿と除湿機で洗濯物のまとめ

  • エアコン除湿と除湿機では除湿機の方が安い
  • ただしエアコン除湿+扇風機だと同じ位で時短に
  • エアコンがあれば高い除湿機ではなく扇風機購入でも良い

部屋干しは洗濯物に臭いがついて本当に大変ですよね。

それを少しでも改善できるエアコンや除湿機には感謝してもしきれません。一人暮らしや共働きの家庭では頼もしい限りです。

エアコンが付いていない家庭は少ないと思うので、上記計算で扇風機か?除湿機か?と逆に悩んでいる人も多いと思います(笑)

そんな時は、除湿機に+aで備え付けられている機能、例えば花粉対策なども考慮し、自分にあった組み合わせを選んでみてください。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ