スズメバチの巣の駆除とペットボトルのコツ!家の中に入った時の撃退法と料金は?
暑くなってくるとスズメバチを見かけることが多くなりますよね。昔は山にいくと見かけることが多かった気がするのですが、最近は住宅街でも見かけること多いです。
でもスズメバチは見かけても刺される可能性があるので、何もしないことが多いと思います。実際に私もハチが大嫌いなので何もしていません。いたら全速力で逃げるだけ…
しかしスズメバチの巣の駆除にはペットボトルが役立つって知っていましたか?
スズメバチの巣は見ただけで禍々しくとても恐ろしい気持ちになってしまいます。実際に毎年、スズメバチの事故が多発していますし、スズメバチではないですが、昔ハチに刺されたことがあるのでなおさら怖い、嫌いです。
だからこそスズメバチの巣は罠を仕掛け、事前に駆除するのがコツです。攻撃を受ける前に手を打ちましょう。スズメバチが家の中に入った時などに使える撃退法とあわせて紹介します。
スズメバチのペットボトル駆除方法
管理人がスズメバチの巣を見たのは本当に偶然でした。友人の庭掃除を手伝って屈んで作業をしている時に右手に「バチ」と小石を投げられたような感触を感じた瞬間目に止まったのは…スズメバチ!
スズメバチに刺されるとおもいきやなぜかスズメバチはホバリング状態で停止、あわてて全速力で部屋の中に逃げ込みました。
スズメバチがホバリングしていたのはもしかすると接触したスピードが早く衝撃が大きかったので意識が朦朧としていたのかもしれません…兎にも角にも刺されずにすみました。
しかし驚きはこの後にもやってきました。友人はスズメバチの巣がある場所を知っており、先ほどのスズメバチはそこから巡回してきたのではないかというではありませんか。
なんと、スズメバチはよく庭にやってきていたようです…先に言ってくださいな(汗)そこから怖いもの見たさで見に行ったのが最初の(もう最後でありたい)スズメバチの巣でした。
このような完成したスズメバチの巣を駆除することはかなり危険になります。そこでスズメバチの巣は完成する前に駆除してしまうことが駆除のコツになります。
スズメバチ捕獲器なる罠を作成しスズメバチの巣の主「女王バチ」を捕獲することが目的となります。女王バチを捕獲すればスズメバチの巣が機能しないため、巣1つ駆除と同等の効果となります。
ただし女王バチの捕獲は3月下旬~5月下旬くらいまでです。なぜなら6月上旬には女王バチはスズメバチの巣の中にこもり産卵を行うからです。よって女王バチがたった一人で巣の準備をしている3月下旬~5月下旬までが狙う期間となります。
スズメバチ捕獲器の材料
- ペットボトル(1.5L~2L)
- 酒 120ml~300ml
- 酢 60ml~100ml
- 砂糖 50g~125g
- 紐
「酒」「酢」「砂糖」を混ぜあわせてスズメバチを誘い出す液体を作ります。記載した量は目安になります。砂糖がしっかりと溶け液体が透明であれば問題ないので調整してみてください。
スズメバチ捕獲器の作成方法
- ペットボトルの側面に「H型」の切込みを入れる(縦横2cm)
- 1.を十字方向に4箇所作成する
- 「H型」に切った上部を外側に、下部を内側に折り込む
- 「酒」「酢」「砂糖」を混ぜあわせた液体をペットボトルの中に入れる
- ペットボトルの蓋を閉め口部分を紐でくくる
- ガムテープを貼り「蜂捕獲中、危険触るな」と注意書きつけて完成
ペットボトルに入れた「H型」の切り込みが入り口となり液体に誘われた女王バチが侵入してきます。侵入してきた女王バチはそのまま液体でおぼれるという仕組みです。
捕獲されたスズメバチの女王バチを見た時、きっと驚かれると思います…なぜなら想像以上に大きいからです。よく見かけるのは働きバチばかりなので初めて見たらその大きさに悲鳴があがるかも…覚悟しておいてください。
スズメバチ捕獲器の設置方法
完成したスズメバチ捕獲器の設置する場所は木陰にしてください。またスズメバチを捕獲したペットボトルが倒れたりすると危険なので子どもやペットが触れられない場所、高さ2m以上で設置するのが基本です。
木や軒下などに高さ2m以上で紐でくくって設置すれば完成です。あとは捕獲するまで待つだけですが注意する点があります。
液体の量が少なくなる、ハチや虫の死骸でいっぱいになると溺れさせることができず危険です。定期的に捕獲器の中身を確認し液体補充or捕獲器交換を行ってください。
また補充や交換を行うのはスズメバチがよせつけられない活動していない時間帯をえらびましょう。夜から明け方がオススメですが必ずハチが飛行していないか確認してから行いましょう。
日中に補充や交換を行ってしまうと管理人のように手に当たるだけではすみません!(笑)
捕獲器以外のスズメバチの巣の駆除方法
上記で説明した捕獲器を働きバチが活動する期間に利用するのは危険が伴います。巣の近くに設置してしまった時と同様、働きバチで溢れてしまい捕獲器自体が回収できなくなってしまうことがあるからです。
ただ慣れている人なら8月下旬から10月にも捕獲器で働きバチを捕獲している人もいますし、中にはスプレーボンドで巣の入り口を潰してから市販の殺虫剤を注入して駆除するやり方もあります。
慣れていないのであれば危険性が伴うので業者にまかせたほうがベストです。料金は15,000円くらいになります。下手に道具を揃えて駆除に取替型物の失敗し病院に通うことになればあっというまに飛んで行く金額ですね(笑)
さらに痛みや時間まで奪われるので少しでも自信がなければ業者にまかせてしまいましょう。
またお住まいの市役所によっては無料で駆除してくれたり、半額補助があったりするので一度確認してみるといいでしょう。
管理人の住んでいる地域では電話をするとヒアリングされスズメバチだと認定されると業者を紹介、負担金を半額補助(最大上限15,000円まで)と市に確認がとれました。2度と見たくはありませんが発見したら即利用させてもらう決意です!!(笑)
家の中にスズメバチが入った時の対処法
どうも縁があるのかスズメバチが部屋の中に入って困ったことがあります。その時に使った対処法は窓を開け別の部屋へ移動するです。スズメバチは明るい方向に向かう習性があるので部屋の電気は消すとより効果的です。
いきなり部屋に入ってきた時は「嫌がらせか…」と恐怖しましたがそんなわけないですよね、スズメバチも自分たちを守るため、生きていくために働いているだけなのですから。
特に8月は猛暑で、9月~11月はスズメバチが次世代への育成が始まるため活発化する傾向にあります。この時期は特に注意しましょう。
もしハチに刺された時はこちらに対処法を記載しているので、参考にしてください。→スズメバチに刺された時の対処法
スズメバチの巣の駆除のまとめ
- スズメバチ捕獲器を作成し女王バチを駆除する
- 3月下旬から5月下旬以外は危険なので業者、市に依頼する
- 家の中に入ってきたら窓をあけ電気を消し出て行くまで待機
虫の中でも筋骨隆々としているスズメバチは見た目通り攻撃もすごいです。蜜をとるミツバチと違い他の虫を捕獲する肉食なだけありますね…と誤解している人もいるかと思いますが実はちょっと違います。
スズメバチが捕獲した虫は巣に戻り幼虫に与えられ幼虫が虫を食べます。スズメバチはその幼虫が出す液体を食べ生きています。スズメバチは液体しか食べられない体なのです。
スズメバチも他のハチと同じく、あくまで巣のため働きバチとして生きているだけです。近くに巣を作られない限りは頑張ってほしいものなんですが…