スマホの熱を下げる方法!熱中症対策や熱暴走の原因と修理費用
スマホの熱を下げる方法を知っていますか?スマホが熱いまま利用していると大事な写真などのデータが無くなることもあります。
最初の頃のスマホといえばネットやメールくらいでしたが、最近では本を読んだりテレビを観たり、またゲームコンテンツの利用など、スマートフォンを利用する時間は日々増えてきました。
まさに必需品となったスマホですが、使用時間が長くなるのと、どうしてもスマホ本体が熱くなってしまいますよね。熱い状態のまま利用すると熱暴走や、人間で言う熱中症になってしまい、最悪故障になることもあります。
あなたのスマホには警告が出たりしていませんか?スマホの熱トラブルに対処する方法をご紹介します。
スマホの熱を下げる方法は? 冷却には保冷剤や冷蔵庫?
スマホの充電をしているときや、ゲームなどで長時間スマホを利用していて、スマホが熱くなったことはありませんか?
カバーをしていると気がつきにくいかもしれませんが、スマホが高温になってしまうと、エラーが発生しないよう警告の画面が出ることがあります。
このような警告文が出てしまうと、スマホの大切な連絡先や写真などのデータは大丈夫なのかと不安になりますよね。
スマホが熱くなると、慌ててスマホを冷蔵庫にいれたり、ケーキ屋さんやお肉等についてくる保冷剤で冷やそうとする人もいますが、実は急に冷やす方法は危険です!
すぐにスマホを冷やせて良いのでは?と思いがちですが、実はこの方法はスマホが壊れてしまう原因を作ってしまいます。
スマホの熱を保冷剤や冷蔵庫で急激に下げるとスマホ内部で結露が発生してしまい、スマホを水没させるのと同じ状態になってしまうのです。
結露の原因は保冷剤等による急激な温度変化なので、それを防ぐには「空冷」方法が一番です。
空冷と聞くと難しそうですが、単純に空気で冷やすことを空冷と言います。熱がこもるのはスマホのバッテリー周辺ですから、スノコに乗せて扇風機の風を当てると空冷ができて、スマホの温度を早く下げることが出来ます。
出来れば本体の電源を切り、ノートパソコン用などに販売されているアルミスノコやペット用の小型のスノコなどにスマホを載せて自然に放熱させるほうがスマホ本体に影響がありません。
スマホの熱を冷やしながら利用することは、スマホにとって良い状態ではないので、なるべく使用を控えることが大切です。
またスマホを熱いまま利用すると、手が低温火傷になったり、布団などの布製品が焦げたことも確認されています。
火傷や焦げたりする原因は、スマホを使用したまま寝落ちしてしまい、熱いスマホと長時間接触した為。普通の使い方では、火傷や焦げたりする可能性は低いですが、スマホが熱い時は注意した方が良いです。
スマホが熱くなったら使用をやめ、電源を切り放熱or空冷を行いましょう。
スマホにも熱中症対策! 熱暴走の原因と症状
毎年のように夏は熱中症対策が叫ばれていますが人間だけでなくスマホにも熱中症があります。
スマホも精密機器ですから熱に弱いので、長時間の使用で本体に熱がこもったり、高温になる場所での使用や放置していたりすると誤作動を起こすことがあります。
この熱が原因の誤作動が熱中症や熱暴走と呼ばれ、具体的な症状はアプリが起動しなかったり、勝手にシャットダウンor再起動が起こります。当然熱暴走を起こしてしまえば写真は撮影できない、通話もできなないなどのトラブルになってしまいます。
ちなみに、スマホに使用されているリチウムイオン電池の推奨されている温度範囲をご存知でしょうか。下記が充電時と放電時の推奨温度です。
- 充電時:0℃~40℃
- 放電時:0℃~60℃
もし上記以上の温度で使用すると、バッテリーの寿命が短くなる可能性もあります。バッテリーの寿命を長くする為にも、推奨されている温度の範囲で使用するのが良いですね。
ドコモのXperia Z5(SO-01)の取扱説明書にも、極端な低温と高温を避け「5度から40度の範囲での使用」、また36度以上は風呂場などの一時的な使用に限ると記載があります。これらの情報からもスマホが熱に弱いことがよくわかります。
熱暴走の内部トラブルだけでなく、スマホ本体が熱くなれば液晶画面やバッテリーが変形する可能性もあるので、スマホが熱くなるのは、百害あって一利なしです。
「私は普通に使っているから大丈夫」という人も注意が必要な場合があります。実は無理な長時間使用や高温な場所でなくても、スマホが熱くなる原因があるからです。
例えば、ポケットに入れっぱなしだったり、隙間の無いカバンに入れっぱなし、または革素材のカバーの使用など、本体の放熱を妨ぐことをしていませんか?
放熱しにくい状態にスマホがあるということは、さきほどご紹介した熱を下げる方法の「空冷」と真逆のことを行ってしまっているということになり、スマホの熱中症の原因となります。
さらにアプリが原因となることもあります。様々なアプリをインストールして使用するスマホは、その容量によって通信データ量や処理能力の負担が大きくなると動作が遅くなり、スマホの熱を上昇させるからです。
特に、最近TVでCMされているスマホのゲームは、処理能力の負担になるためスマホを熱くさせやすいものもあり、熱暴走につながることもあります。
ただでさえスマホはメーカー各社が競って、さらなる小型化&軽量化を目指しているので、内部構造は部品でキチキチ状態になっており、防水機能もついているので熱が逃げにくくなっています。
そんな中で大量のデータ処理が必要なアプリを利用し、スマホカバーで放熱を塞いでしまっては熱暴走に繋がりやすくなるというわけです。
いつも身につけるスマホなので、どうせならおしゃれなカバーを付けたい、便利なアプリや楽しいゲームアプリをたくさん使いたくなる気持ちがついついでてしまいますよね。
でも熱暴走が起きると、作動に異常をきたしたり、余計な電力を使用してしまって電池の消耗が激しくなり、とても使いにくくなっていまいます。
そうならないためにも、スマホに熱中症対策をして大切に使いましょう。具体的なスマホの熱中症&熱暴走対策になる6つの方法をご紹介します。
温度が上がる場所をさける
車のダッシュボードや窓際など日が当たって高温になりやすい場所にスマホを置きっぱなしにしないようにしましょう。連続使用をする場合は、着者日光がささず、空調の効いた涼しい部屋をなるべく選びましょう。
スマホカバー、ケースは放熱しやすい物を選ぶ
熱はスマホ本体の裏側にこもりますので、カバーやケースはしないほうが良いと言えます。しかしおしゃれや、スマホの落下保護の為に使いたい場合は、熱が放出しやすようなケースを選ぶとよいでしょう。
素材ならアルミ製のスマホカバーがオススメです。アルミは熱伝導性が良く放熱してくれやすい素材なので、家電製品などの内部で熱を逃がすための素材としても利用されています。
実際にアルミのカバーを利用してみると熱いが温かいくらいに感じました。
冷却シートなどのスマホ冷却用品を利用する
現在のスマホカバーなどの環境を変えることが出来ない場合は、スマホの冷却用品を利用するのも一手です。
冷却用品の代表としては、「冷却シート」や「冷却シール」を直接貼りつける製品があり、amazonで販売されています。
またファン(扇風機)付きのスマホホルダーも販売されています。車のダッシュボードでの利用や、家庭内でも利用することが可能です。
余分なアプリを消す
アプリの中には、利用するとかなりの処理能力をスマホに要求するものがあります。それらのアプリは熱中症の原因となります。どうしても利用したい、常時利用するアプリ以外は消してしまいましょう。
お手軽で、無料のものが多いのでついつい落としがちになるのがスマホのアプリです。年に一度はアプリの大掃除をしておきましょう。
充電しながらのスマホ利用は避ける
充電しながらはスマホ本体の熱にプラスして、充電の熱でさらに熱くなってしまいます。熱中症&熱暴走を避けるためにもやめたほうが良いでしょう。
また充電しながらスマホを利用する時のほとんどは、それだけバッテリー消費が激しいアプリを利用している時です。バッテリー消費が激しいアプリを利用すれば、スマホは熱くなるので注意が必要です。
スマホが熱くなったら電源を切る
スマホの熱くなってしまった場合、一番効果的なのは電源を一度切ることです。また再起動をすることで起動しているアプリが終了し、負担が少なくなります。
継続して使用したい場合には、本体をフライトモードにして通信機能などの一部機能を停止させることでも、本体への負担が抑えられます。
できれば電源を切って熱が冷めるまで使用しないことが一番ですが、そうもいかない場合は再起動やフライトモードで対応し、電源が切れる状況になったらスマホを休ませるようにしましょう。
人間と同じで無理をさせると取り返しの付かないことになります。またバッテリーの取り外しが可能な場合は、バッテリーを外しておくと早く熱を取り除くことが出来るので必要があればやってみましょう。
スマホが熱で故障したら修理費用はいくら?
スマホの熱で起こりえる故障は、動作不良、液晶画面の異常やバッテリー不良など様々です。これらの故障が発生した場合は、修理するか、新しい携帯に買い換えるかしか方法はありません。
NTTドコモ、au、ソフトバンク等の携帯大手の会社ではそれぞれ独自の修理保証サービスを設定しているので、android等機種にもよりますが、上限1万円程で対応してもらえます。
ただしこれは修理保証の使用料を毎月払うことが前提となっています。毎月の料金明細等で使用料を払っているか確認できるので、修理に出す前に修理保証サービスに加入しているか確認しておきましょう。
ここで1つ確認しておきたいのが、「iPhone」の修理保証です。実はiPhone製品は通常のスマホの修理保証とは違い、基本はアップルストアやアップル正規のサービスプロバイダでの対応になります。
私も以前iPhoneを落として液晶画面を壊した事があるのですが、iPhoneの補償に入っていなかった為、泣く泣く3万円位の修理費用を払った事があります。
携帯会社それぞれiPhone独自の保証を作っており、契約内容で条件がかわるので、修理に行く前に必ず自分の契約内容を確認しておきましょう。
スマホでもiPhoneでも修理が不可能な場合は新品を新たに購入する、修理費用を支払って新品と交換ということになり、費用もかなり高額になります。
またデータが残っている場合、データを移し替えるのにも時間がかかりますので、スマホの修理が必要にならないよう、気をつけて使いたいですね。
スマホの熱を下げる方法と原因や修理費用のまとめ
- スマホの熱を下げる方法は電源を切り放熱or空冷
- 冷蔵庫や保冷剤は結露の原因となるのでNG
- スマホが熱中症・熱暴走すると誤動作をおこしてしまう
- ケースやカバーはやめるかアルミ素材のものを使ったり冷却グッズを利用する
- 無駄なアプリは消し充電方法にも気をつける
- 熱くなったら一度電源を切るのが一番
朝起きたときから夜寝るときまでスマホを手放せない、という人も多くいすが、スマホも小さな家電のひとつです。無理な作動を繰り返していると、中のデータだけでなく本体にも影響が出てしまうだけでなく、高温になるため火傷をしてしまうこともあります。
何度も動作不良が続く場合、スマホ自体の不良も考えられますが、出来れば修理代がかからないように利用しましょう。特にバッテリーは繰り返し使用することで劣化していく消耗品なので、少しでも長く使いたいもの。
ただしスマホも家電なので壊れるときは壊れます。そんな時に大切な思い出やデータまで消失しないよう、日頃からバックアップを取ることを忘れないようにしておきましょう。