布団の裏表の干し方!室内でダニを効果的に落とす方法
布団を裏表きれいにする干し方をしていますか?室内でも効果的な干し方がありダニを落とすこともできます。
皆さんは毎日眠っている布団のケアはどのようにされていますか。
最近では、布団掃除機の人気が出ており自宅でも簡単に布団のお掃除が出来るようになりました。
ダニは温かくて湿度のある環境で繁殖しやすく、さらに人間のフケや皮膚などのえさが豊富な布団はまさにダニの繁殖地といわれ大量のダニの住処となっています。
雨が多い時期は、もっともダニが繁殖しやすい季節です。しかしダニは年中なんらかの活動をしています。
ダニから布団を清潔に保つために正しい布団の干し方と、雨の日でも室内でダニを効果的に落とす方法をご紹介します。
布団の外での干し方と時間
布団にはたくさんのダニが生息しています。特に梅雨の時期に注目がされるダニですが、実はそれは大きな誤解です。
確かにダニは高温な環境で湿気が多い季節、梅雨に大量発生しますが、ピークは夏まっただ中の8月です。
そしてダニの寿命は2~3ヶ月のため6月の大量発生から9月と10月にダニの死骸やフンの数がピークとなります。
この死骸やフンがアレルギーの原因となりわれわれの皮膚や呼吸器に攻撃をするのです。
よって6月から8月くらいまでは生きているダニを、9月から10月までは死骸とフンを除去しなくてはなりません。
そのどちらも布団を干すことで除去することができます。まずは布団の正しい干し方を覚えてしまいましょう。
布団を干す時間帯はAM10:00~PM3:00になります。この時間帯に布団の裏表を干さなくてはなりません。(片面1~2時間が目安)
干す場所は庭やベランダになり、物干しに直接かけるかベランダなら腰壁などに布団をかけるように干します。
そしてちょっとしたポイントなのですが、布団カバーやシーツはつけたまま干すことをオススメします。
理由は布団本体の生地が痛むものもあるというのもありますが、鳥の糞対策と花粉や有害物質対策です。
晴れの日は鳥達も羽根を乾かすようによく飛んでいます。空中から汚物を落とされる可能性は十分あります。
さらに花粉の多い時期や道路沿いでは花粉や排気ガスなどの有害物質が漂っています。
シーツや布団カバーをそのままつけれいれば、布団本体の糞害や花粉などを抑えられれ、シーツや布団カバーを洗うだけですみます。
また、布団を外で干すとき素材によってそれぞれの干し方があります。素材別での特徴と天日干しの際の押さえたいポイントをまとめました。
綿布団
綿は保湿性・吸水性に優れているため、こまめな天日干しを行いましょう。
天日干しすると湿気がなくなるので、綿布団全体がフワフワになり保温性を取り戻すことができます。
しかし炎天下で長時間干すと、綿に含まれる油分が乾いてしまい綿を痛めてしまうので、真夏の暑い日に長時間の干しっぱなしには気をつけましょう。
また布団を干すときにたたく方が多いかと思いますが、たたいてしまうと側生地や中綿を痛めてしまうので、布団たたきを行っている方はやめましょう。
表面についている髪の毛やほこりが気になる場合は、天日干した後、掃除機で表面を吸い取るようにしましょう。
羽毛布団
羽毛は湿気が中に溜まりにくい素材です。
また、弾力回復力もありますので、ほかの素材に比べて頻繁に干す必要はありません。
しかし、大変デリケートな素材なので、天日干しを行う際は注意が必要です。
羽毛布団は、基本的に室内の風通しの良い場所で干して湿気を蒸発させます。
日光で消毒をしたい場合は、側生地が傷まないよう必ずカバーをかけて天日干ししましょう。
月に1~2回程度、日差しが強すぎない午前中の時間帯がオススメです。
羊毛布団
羊毛は湿気を吸収すると独特の臭いが出ます。そのためこまめに干しましょう。
羊毛は羽毛と同じで、基本的には室内の風投通しの良い場所で干し、日光で消毒をしたい場合はカバーをかけて天日干ししましょう。
布団を干した後は
布団を干した後は掃除機を必ずかけましょう。布団を干すことで湿気がとれたあとは掃除機でダニにとどめを刺せるチャンスです。
清潔な掃除機ヘッドがオススメなので、布団にかける専用の掃除機ヘッドを購入しておくことをオススメします。
室内での布団の干し方と時間
マンションやアパートによってはベランダで布団を干すことが禁止されている建物も増えてきています。
これは布団を干している姿は外観がよくないのでマンションの資産価値が下がるから、また高層マンションなどで1階への落下物が問題視されているからです。
一人暮らし用のお部屋でもベランダが狭くて布団が干せないという環境におられる方も多いのではないでしょうか。
そんなこともダニはお構いなしです。布団に湿気がたまるとダニの繁殖の原因となるので、天日干しできない場合でもこまめに室内干しをおこないましょう。
室内で布団を干す場合、窓を開けて風通しのいい場所が理想ですが、窓の方角やご近所の建物の状態によっては風が通りにくい場合もあります。
そんな時は扇風機を利用した干し方を行いましょう。
折りたたみ式のX型の布団干しで二つの竿をまたぐように布団の間にすきまを開けるように干して、空いた隙間から扇風機で風を通すように送ると風が通りにくい室内でも干すことができます。
また室内干しは天日干しに比べて、布団が乾きにくいので、2~3時間で裏返すようにしましょう。
室内干しの後も掃除機をかけることを忘れずに行ってください。
布団のダニを効果的に落とす方法
布団は眠ることに使うのであまり意識していませんが1日の中でも長く使用するものになります。
そして私達は身体の約半分を接触させながら、呼吸をしながら布団で眠るのでダニを定期的に取り除くようにしなければ慢性的な疾患にもなりかねません。
私は以前、マンションのベランダの方角が北向きの1階で湿気がたまりやすい環境だった為、布団にダニが繁殖したくさん噛まれて大変でした。
一度ダニに噛まれると蚊とは違い長期間強い痒みに襲われ、跡が残ってしまいます。
さらに汗をかきやすい子供や赤ちゃんの布団は湿気がたまりやすく、子供布団は大人の布団以上にダニのターゲットとなりやすいです。
徹底的に落としましょう。ダニを落とすために一番効果的なことは布団を丸洗いして天日干し、または乾燥機で完璧に乾かすことです。
ダニのエサとなるフケやアカをキレイに落とさなくては、いくら干してふかふかな状態になったとしても再びダニが繁殖してしまうので、月に1回は丸洗いするのがオススメです。
また乾燥機は密閉された空間で高温の風に当たるので、天日干し以上に多くのダニを死滅させることができます。
乾燥機付きの洗濯機をお持ちでない方は、布団乾燥機で布団を片面2時間ずつ熱で乾燥させるとダニを死滅させることができます。
ダニは湿度を好むので布団を清潔にし熱を加えながらしっかりと乾燥させることが、布団のダニを落とす上で最も効果的です。
布団の干し方とダニの落とし方のまとめ
- 布団の素材にあわせて10時から15時の時間帯に干すこと
- 室内干しには扇風機を利用しよう
- 布団は1ヶ月に1度の丸洗いでダニ対策
布団は毎日必ず使うものですし、特に小さなお子様がおられたり家族が多いご家庭の方は布団の干し方について悩まされますよね。
人は1日の3分の1を睡眠に使うと言われています。起きている時に家の中の生活でも快適さを求めてお風呂やトイレを掃除しこまめに洗濯をしてますよね。
布団も同じく大事です。ついつい放置しがちですが、日々の健康のためにもぜひダニ落としを頑張ってみてください。